棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

幻夢のトンネル

2016-07-12 08:47:00 | 山郷の暮し
夕刻になると反射的に一杯飲みたくなってくる。
いつものように外の宴会テーブルにて暮れゆく一日を楽しむ。
目の前の森は黄昏が濃くなってゆくに従い、木々の間は益々深く沈んでいく。
時には大きな穴倉に観えたりして一瞬びっくりすることもある。
そんな暗闇の塊に宮崎駿の「トトロ」を思い出す。
私にはとても宮崎駿氏のような創造は出来ないが、暗黒の塊を観ていると吸い込まれていくような錯覚を覚えるが心地よい。
帳が森を包むと幻夢へのトンネルはその中に溶け込んでしまう。
瞑想とも迷妄とも言い難いほろ酔い気分こそ至福の一時である。

ryusun

つぶやき

絵本と無縁になった大人に

子供たちに向けたというより、内なるものを呼び覚ます大人への絵本