棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

桑の実

2016-06-18 19:07:26 | 山郷の暮し
梅雨時の今、散歩コースには熟んだ梅に桑グミが食べられる。

我が花の谷は以前は養蚕農家がほとんどで、養蚕場を兼ねた大きな家が多い。
私の家もそんな一軒で、地形の関係からか母屋と養蚕場が別々である。
アトリエにはもってこいの場所で、ここに住みついてほぼ30年近くなるが、
移り住んだころは、お隣も・離れたご近所さんも「御蚕さん」を飼育していた。
見渡す険しい斜面は桑畑ばかりで、裏山を若いお嫁さん(今はババーだけれど)が汗だくで桑を担いでくる姿を見た。
正直 こんなところによくマー嫁に来たものだ・・・。と感心したというよりも呆れた。
てなわけで・・・、今や大木となった桑の樹には、真っ黒に生んだグミがびっしりとついている。
写真で見るとグロテスクですね。

朝夕の散歩でほおばり、口と指先を赤く染めて帰ってくる。
犬のハナの口も赤くなっている。
昨年死んだサクラは大好物で夢中に食べるのだが、私がうまそうなやつをあげても無視。
草むらに落ちたやつを探し出す。
どう違うのかサクラのモノを取り上げて食ってみると、完熟で甘味が一段と高い。
ハナはそこまで経験がない。

さて、グミで注意をしなくてはならないのが虫だ。
特にカメムシがツイテいる
成虫はわかるのだが、1ミリくらいの幼虫が問題で、これもウワ――となるほどくさい。
口にポコポコ放り込むと、こいつがいたりしてモ――大変だ。

ところが昨日、つい成虫を口の中に。
すぐ気が付いたのでペッ・・・・。
カメムシの大将も毒ガスを放つ前だったのか臭くはなかったが、ナニカを仕掛けたようだ。
虫に触れた口内がジーーンとマヒ状態が小一時間続いた。
色々とアホをしていますが、ご用心ください。
(そんな方はいませんよねーー)

ryusun

つぶやき

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子供たちに向けたというより、内なるものを呼び覚ます大人への絵本