棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

特定外来種

2016-06-07 12:04:28 | 山郷の暮し
先日 外来種駆除のことで投稿しましたが、アルプス山脈を背景に田園が広がる安曇野市の駆除パンフをみました。
「安曇野の自然を守ろう そのままにしておくと 安曇野の豊かな自然が失われます」
と呼びかけています。
先日まで同市の高速道路の土手にビッシリと広がっていた「オオキンケイキク」はみごとに駆除されていましたが、縄張りが外れた土手には、美しく黄色な帯状が伸びていました。
なにかお役所のナワバリ意識が見えて面白い。
また、様々な花が咲き乱れた庭に、日本古来種の女郎花と仲良く茂っていました。
何とも皮肉なことですが写真のごとく美しい庭でした。

さて・・今回の話はオオキンケイキクではなく、矢車草のことです。
農家の方から聞いたばかりですが、この花が麦畑に生えてしまうとまことに困る、ということです。
というのは、矢車草の種は麦とよく似て選別が難しい。
というよりも不可能で、刈り取る前によくよく点検をしないと「エライこと」になってしまう。
この被害が広がってきているとか。

河川敷にビッシリと広がるアレチウリにも困ったものですが、古来のクズも近年ものすごい勢力で広がっています。
散歩道など網状に伸びたツルが道路をふさぐほど。
杉などの大木にてっぺんまで絡み付き、奇妙な姿になっています。
ついでですが、松くい虫の被害は止まりようもありません。
我が家の目前の丘山も、枯れた松が点々とあります。


自然は日々変化しているから、新たな植物が勢力を持つのも仕方がないのではないのか、とおもうのですが・・。

ryusun

つぶやき

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子供たちに向けたというより、内なるものを呼び覚ます大人への絵本