棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

哲学者

2014-01-17 09:45:14 | 山郷の暮し

TV・ラジオの番組がカワッタナーーと感じていることの一つに、哲学者と称する学者がバライティー番組に出演していることです。
タレントのバカ話の中に、チョイと小理屈を並べ立てる。
歴史的ヨーロッパ哲学の諸説を貼り付ける青臭さばかりが残るのだが、
しかし、辛口番組にならないように進行し、哲学者は結局タレント化されてしまう。
ディレクターの「チョット小難しいことを言わせて味付けをする」演出のうまさなのか、
タレント化した学者の慣れなのか・・・、ともかく、私は哲学者の****です。 
と言うのがなんとなく可笑しいというか、変だなーーと感じてしまう

 どだい哲学などは、一般人の実生活に直接は関わりがないことだ。
古来の西洋哲学のウンチクをこじつけられても、「へーーそうなんだ」とキョトンと演じるタレントさんたち。
いやいや、彼らばかりでなく私も実はちんぷんかんぷん。

とわ言いながら私は絵画表現は 哲学する という事を時々書いていますが、それは西洋哲学または学説上のことではありません。
芸術行為は瞬時の発想や感覚だけではいけない。数学的な順序建て、論理が必要である。
ということです。

哲学するって、だれでもができることです。
お風呂に入っているとき、またはナニカをしているとき、ポット何か真理めいた言葉が生まれたら書きとっておきましょう。
あとから、哲学的な屁理屈で飾り立てるのも面白いです。


ある番組で哲学者がクラシック音学家の話に対し、バロック音楽のウンチクを述べ始めた。
哲学者は聞いているだけではじっとしていられない人種と見へ、話をややっこしくする。

屁理屈をたっぷり塗りつけることができたら、これはもー哲学者です。
ただただ哲学は言葉の(文字の)世界であると感じますが、実生活の中からハッとさせられる言葉に気づくことが肝要です。



ryusun

つぶやき

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