棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

自己模倣

2013-07-02 08:13:19 | 山郷の暮し
創作にいきずまってしまうと、ついつい過去の作品に頼ってしまう。
つまり、あのテーマや描き方はオマンマになったとか、賞をいただいたとかで
もう一度と、18番的に制作をしてしまう。
言い換えれば、創作の生みの苦しみ が少々すくなく、安直になってしまう。
それがいいことか、よくないこととするかは難しいところだが、この自己模倣についてピカソが語っていたような気がする。
たしか、芸術家は自己模倣があってはならない、ということだったか。
 作家・創作家を自認する限り、常に付きまとう自己葛藤です。

8月10日から安曇野にある美術館での展示依頼があり、
「障子戸曼荼羅」を出品する予定。
これは30年以前に生み出した画法で、
提灯やネブタのように、絵具が色光になる、即席的なステンドグラスのようなもの。
障子戸に曼荼羅を描き、ヨーロッパでも実演・展示したことがあった。

ryusun

つぶやき

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子供たちに向けたというより、内なるものを呼び覚ます大人への絵本