棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

連続する生命体

2013-07-29 08:43:06 | 山郷の暮し
朝明けから雨です。
山口県では大変な雨量で、大災害になっていますね。
それにしても、今年の気候は変です。とはいっても、即異常気象と言ってしまうのも軽薄かもしれない。
先に投稿している「完成させること」の続きです。
写真の作品は20年ほど前からテーマとして表し続けている「シリーズ・連続する生命体」
で、このブログの投稿でときおりその意味について書いてきました。
見ることはおろか、その存在すら人によって定かでない「生命の根源またわ精神の存在」
など「我らはどこから来て、いずこに行くのか」という大問題なのです。

私は生命には普遍的な根源があり、それを視覚化したものをこの「絡み合うひとで型」として表したものです。
ただし「このようになっている」と定説としているわけではありません。

私たちの命の根源は連綿として続いている。あらゆる生命体は絡み合い結びついているのだ。
と思っていますので、そのことを「連続する生命体」として視覚化したものです。
そのヒントになったのは、熱帯雨林に暮すダヤック族へのフィールドワークからでした。
彼らの表現は絡み合う草木であり、縄文土器のような渦巻パワーでした。
それらを観たとき、それまで解決できていなかった「曼荼羅絵」の一部が氷解する感動をおぼえました。

ryusun

つぶやき

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子供たちに向けたというより、内なるものを呼び覚ます大人への絵本