棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

東日本大震災を描く

2012-01-25 08:46:26 | 山郷の暮し
3東日本大震災を描く
絵巻風な構成にすれば描けると閃いても肝心の意図は・・・。
同じものを描くにしても、意図によって違う。他者から観てのことではなく、あくまでも己にとって描く意味だ。
その心の位置がしっかりとしていないと、自分にとっていい仕事をした、ということにはならない。
東日本大震災より言われているのが、関わり合いとか絆とか・・・、自分の足元を見直すことの大切さが言われ、大変いいことだと思う。
表現するという行為はまさにそおいうことで、自分が納得できなかったら本当とはいえない。
少々めんどくさくなってしまいましたが、「オレがこの東日本大震災で、芸術家としてできること。
表し得ること」で、じぶんにとって描く意味である。
一枚一枚の写真や記事を読んでいるうちに、憤りと悲しみがこみ上げてきた。
そう・・、この思いを一つ一つ描き込む「天災・人災・人間ドラマである。
破壊・希望・再生の人間ドラマである」
このことだと感得してから筆を取れるようになった。
時には感情が高ぶって涙を流しながらの製作だ。
そうです、自己演出に酔いながら、ていねいに、丁寧に描き出しています。




ryusun

つぶやき

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