棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

東日本大震災を描く

2012-01-14 08:38:31 | 山郷の暮し
東日本大震災を描く-1
あの東日本大震災のすざましい映像を観たとき、正直 現在の地獄絵が描ける、と思った。しかし、どうやって・・・、どのように。
なによりオレにとってどんな意味があるのかと。
そして、此のテーマは他者の仕事かもしれない、オレがテーマとするものではないと、一種の傍観的な感覚になってしまった。
夏のことであったか、現地に労働奉仕に出かけている、旧知の青年とあった。
「龍さんこそ芸術家の目であの惨事と人々を描いてほしい。どんな表現をするのか観てみたい!!」その一言にはガツン!ときた。
そおか・・、オレの作風を知っている青年がそのようにおもっていてくれたのか、しかし、オレは現地を知らない。
しかし、写真資料などで描けはするが、現地を知らずして、観ずして描いていいものなのだろうか。
珍しく頭の中は悶々としていた。
ある日、TVでの視聴ではあるが、被災地に足を運び描いたという大作を観る。
現地を知らない私も、写真などで描いていた下図構図とほぼ同じだ。やはりポイントはみな同じである。
屏風絵仕立てという作品は、「やられた」という感じで、名前はワカラナイがかなり力のある作家だと思う。
つづく

ryusun

つぶやき

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