岡山ジュニアラグビースクール(岡山ラグビースクール中学部)の記録

中学生や保護者が、チャレンジを楽しみ、充実した時間を共有した活動の記録です。

ディフェンス

2013年01月15日 | ビデオ連続画像
新人戦の広島戦の画像です。

中央付近のスクラムから、相手バックスが左右にわかれた形からのアタックです。

岡山のディフェンスについて思ったことを書いてみます。中学生も、その場面でどう考えていたか、どう判断したか、声の連携がどうだったか等、思い出してみてください。

バックスの出足はまずまずです。


西Kが早いブレーク後、しっかり前にでています。
逆サイドの水Kはバッキング態勢で、ブレーク後の恩Dは逆サイドを注意しています。3人ともなかなか良いです。


気になるのはフロントローです。次の画像も含め、スクラムブレーク後のディフェンスの意識が薄い(動いていない)感じです。

画像には写っていませんが、ここで相手の第2センター(?)が大きくクロスして内に入ってきています。
このため水Kが、内側を見て少し足が止まりましたが、内側は西Kやフロントローに任せ、バックスが抜かれた場合やタックル後のターンオーバーを狙ってほしいと思います。
そのためにも、フロントローの早いブレークが大切です。


相手センターが外方向に向いて走ってきています。
この段階では、藤Wと坂Mはまだ自分の対面を見ていると思います。
ただ、相手との距離がまだかなりある段階でスピードを緩めているという感じで、もう少し相手との間合いを厳しく詰めていくべきと思います。


坂Mが内側から走ってきた選手にマークを変え、いいタイミングでタックルに入りました。(タックル自体は、あまり良くないですが・・・)
相手はサインプレー(?)通り、外側に走りこんできたフルバックにパスしましたが、坂Mの判断が遅れたり見てしまうと、二人とも活かしてしまうことになります。
このあたりになると、バックス出身ではないブログ担当コーチには難しいのですが、坂Mのいい判断だと思います。
このプレーが個人の判断なのか、お互いの声によるものなのか、また練習の時に聞いてみたいと思います。




結果的に相手が一人になったことで、バッキングのN熊や水Kが、的を絞ってディフェンスにきています。




N熊のタックル後、さらに2人のディフェンスが来ており、ターンオーバーのチャンスをつくれています。


新人戦(速報)

2013年01月13日 | 試合(H25チーム)
1月13日(日)は中国地区の新人戦が行われ、多くの保護者と一緒に広島県に遠征しました。

練習試合としてBチーム1試合、新人戦としてAチーム2試合を行いましたが、結果は次のとおりです(おそらく)。

岡山B 50-12 崇徳中
岡山A 35-12 山口県
岡山A 50- 7 広島県スクール

岡山県チームとしてはとりあえずいい結果となりましたが、ジュニアの新人戦は、春の全国大会予選を兼ねた高校の新人戦とは違って、それぞれのチーム方針に沿った選手起用が行われたり、12月末まで全国大会を戦った広島県のチーム作りはこれからであるといった事情もあり、決して自分たちと力に違いがあるわけではないということは、中学生自身がよくわかっていると思います。

これからも中学生全員がまとまって、大きな声を出しながらラグビーに取り組み、全員でレベルアップしていきましょう。




















声・声・声・声・声・声・声・・・!!!

2013年01月12日 | 技術
 毎年多くのOBが練習に顔を出してコメントをくれますが、必ず言われることは「声が無い」「もっと声を出そう」ということです。
 
 コーチ陣も、いつも「声を出そう」「こういった場面では、○○といった声がないと動けない」とか色々話すのですが、なかなか中学生には通じません。

 ジュニアを卒業し高校ラグビー部で活動している選手を見ると、それなりに声を出しているので、結局は「声を出すこと」の必要性を中学生が理解しているかどうか、コーチ陣も理解させるよう指導できているかだと思います。

 基本的には止まって整列した位置から動きが始まる野球の声は、常に声は出していても、どちらかといえば気分を盛り上げるための精神的なもの(野球をあまり知らないブログ担当コーチからはそう見えます)と感じます。
 一方、アタックとディフェンスの選手が常に動きまわり、味方どうしでも入り乱れ、しかも基本的にはボールを持ったプレーヤーが先頭にいて味方は後ろにいるラグビーでは、「声」は、パスやタックルなどと同じく、味方同士のコミュニケーションを取り、プレーを継続するための「スキル」の一つです。 
 
 練習で約束事を決めている場合は声が無くてもできますが、ゲームの中で、相手に応じて臨機応変に動くためには「声」がなければ絶対にうまくいきません。

「声」を出し、自分の意思や判断を瞬時に味方に伝えたり指示する、これができないとあるレベル以上に到達することは絶対にないと思います。
※少し飛躍した言い方をすると、こういった「声を出す」「瞬時の判断や意思を伝える」スキルを身につけることが、ジュニア時代にラグビーをすることから得られる大きな効果だと思います。

 最近、世間をにぎわかせているような、「声」を出さなければ無理やり口を開かせてでも「声」を出させるといった考え方が許される時代ではありませんが、ラグビーにとって「声」もスキルである以上、パスやタックルなどと同じように練習し、ミスしたならば(必要な声が出なければ)他のスキルと同じよう粘り強く指導していかなければいけません。

「声を出す」ことの大切さを理解させるよう努めるとともに、なかなか出ないようなら、「声を出す」ことを目的とした練習メニューも考えていく必要があるかもしれません。
 中学生には、是非今のような練習メニューの中で、あわせて「声」も出せるようになってほしいのですが・・・・。
















OB来訪

2013年01月12日 | OB情報
12日の練習に犬飼君(尾道高校2年)が顔を出してくれました。

といっても、高校の練習がオフというのではなく、胃腸炎(だったか?)のため、この週末は岡山に隔離だそうです。(集団生活もこういった点では大変です)

体調管理のための帰省であり、今回は簡単な指導やコメントだけしてもらいましたが、それだけでも中学生にとっては、新鮮でいい勉強になったと思います。

是非、体調万全の時に、題府君(2年)や山川君(1年)とも一緒に来て、中学生を指導してください。

また、おそらく受験体制に入っているであろう岸本君(3年)も、落ち着いたら是非顔を出して下さい。



熱い視線を送るガクです。


OBの話は本当に真剣に聞きます。(覚えてるか??)


新チームリーダー

2013年01月12日 | 中学生・保護者への連絡
新人戦の前日の1月12日、新チームのキャプテン・バイスキャプテンを決定しました。

キャプテンN熊、バイスキャプテン横T、大Nの、2年生(新3年生)3人です。

これから1年間、この3人を中心にチームを作っていくので、リーダーは声を出すこと一つから、あらためて責任と自覚を持ってほしいと思います。

また、他の新3年生も、自分たちのチームという気持ちを強くもって、リーダーを助けながら、下級生をしっかり引っ張り、いいチームにしていきましょう。

ところで、ブログ担当コーチも言ったように、チームを強くするにはバイスキャプテン2人がカギになります。
バックス、フォワードの2人が、キャプテンの目の届かない所や足りない所を遠慮なくフォローしたり、また助言していく、これが大切です。





意識

2013年01月11日 | 技術
1月5日の初練習の時、OBの木村君から言われた大切なことをまだ覚えていますか?

要約すると、
一つのプレー(基本練習でもコンビでも)の後や接点で、ボールキャリアーもサポートも、止まったり、立ち上がったり、気を緩めたりせずに、必ずそこから前に進む(前に進む意識をもつ)。

これは、ディフェンスがいるかいないか、強く当たるか型だけか、といったことに関係なく、すべてのプレーに共通のことです。
※相手がいない場合でも、意識は持てるし、型はできます。

この意識が無いと、いくら練習してもプレーが継続しないし、トライにはつながりません。

写真を使って説明してみます。

味方を越えている選手の後ろのサポート選手は、手でいっているし姿勢も高い。
しっかりひざを下げてバインドすることが必要です。


大人が相手で、なかなか力の加減も難しいのですが、やはりサポートが遅いし高いです。


接点でまず前に行こうとる意識が感じられます。
もし、ここで棒立ちで止まると、練習のためだけの練習になってしまいます。


前に進む横Tをサポートしようとする雰囲気があまり感じられません。


横Tを含め、全員が姿勢やひざが高く、手でさわっているだけです。
フォワードに関わらず、こういったプレーが、これから先、どの時点でどう変わっていくか、大きなポイントです。


以下バックスのアタックですが、一人目はそれなりに相手と勝負する姿勢が見えますが、サポート選手は全員の姿勢が高く、スピードも感じられず、とても前に継続できるようには見えません。

バックスラインがボールを回せば回すほど失速することが多いのは、こういったことも原因です。






スケジュール変更

2013年01月09日 | 中学生・保護者への連絡
直前の変更で申し訳ありませんが、

1月14日(月)は休みにします。

三連休(中学生)のうち、12日(土)の午前・午後練習、13日(日)の広島遠征と、二日間ほぼラグビーづけとなること、くわえてコーチ陣のスケジュール等もあり、連休の最終日を休みにします。

全体スケジュール表も修正しておきます。

なお、2月3日(日)・10日(日)についても、現在の予定を書いておきます。

つづき

2013年01月08日 | 技術
前回のブログのつづきです。

サポートの選手がボールを持った後はどうなるでしょう?
すぐ目の前に相手DFはいないかもしれませんが、必ずサイドからはDFがタックルにくると思います。

ということは、しっかりとボールを継続し前進するためには、サポートの選手が非常に大事だというころです。
サポートする選手に、相手と勝負する気持ち、力強さがないと、実際の試合になると、簡単に抱え込まれたり、ボールを奪われることになるでしょう。

前回のブログの写真を見て、サポートする選手について書きます。

OBの楢崎とアスKの写真を見ると、ボールを取ろうとする際にしっかりと踏み込んでおり、この後に相手DFとコンタクトしても負けない力強さを感じます。
※基本的な姿勢はよく似ています。

一方で、西Kの写真をみると、ボールを取ろうと手は出していますが、体がおきて、足も前に出ておらず、これだとスピードも出ず次のプレ-につながらないいった感じです。
二階Dの写真も、これに近い感じです。

次にボールキャリアーが倒れた状態のサポートでは、金Sや水K(?、下から2枚目)は低い姿勢でしっかり踏み込んでおり、さらに前進できそうですが、横Tの写真は、倒れている味方の後ろでやや棒立ちになっており、相手ディフェンスの方が早くスイープに入って、簡単に押しこまれそうです。

中学生は、こういったことを色々考えながら写真を見て、さらにレベルアップしていってほしいと思います。

継続

2013年01月07日 | 技術
ボールキャリアーはまず相手と勝負し、タックルされても力強く進む。
サポートする選手はしっかりとサポートする練習を繰り返しました。

一日の練習の中ではどんどん良くなりますが、次の練習日までに忘れてしまわないように、練習のない平日はしっかりイメージトレーニングしてください。


【ボールキャリアー】
・相手と勝負する(足先や下半身はしっかり前に向け、逃げない)。
・タックラーとコンタクトする際には、
  強い姿勢や強い足運びで。
  視線は2~3m程度前を見て、そこまで進む(進む気持ちで)。
  足をそろえた棒立ちの姿勢にならない。
  前に進みながら姿勢は低く沈んでいくイメージで。
・サポートの選手にボールをつなぐ際には、
  ボールをつなぐより、まず自分が前に進むことが大切。
  サポートの声が聞こえてから、つなぐことを考えればよい。
  ボールをつなぐ際には、姿勢を低くししっかり踏ん張る。
   ※決して後ろ向きに棒立ちにならない(後頭部を打つ原因)
  立って継続するのが基本だが、無理にボールを離さない。
   ※倒れた後で、しっかり後ろにボールを送る。

【サポート】
・ボールキャリアーに向けて大きな声を出す。
・左右どちらにも反応できるよう、後ろ気味にサポートする。
  ※浅い位置を自分勝手に走っても行き過ぎるだけ。
・走る方向は内に向かって、しっかり走りこむ。
・ボールキャリアーがボールを持って倒れた場合は、ボールの上をしっかり越える。
・ボールを受けた時には、しっかり前進して相手と勝負する。

【タックラー】
今回のようにヒザをついた状態でも、
・上半身を立ったまま相手を受けるのではなく、姿勢を低くして相手にコンタクト。
・しっかりとバインドする。

色々な写真をのせるので、いいところ、悪いところを考えてみてください。






















遠征の交通手段

2013年01月06日 | 中学生・保護者への連絡
1月13日の新人戦(広島県営グラウンド)は、新チームとしての3回目の遠征です。

昨年のチームは保護者の乗用車で移動する場合が多く、数河高原をはじめ、主に宿泊を伴う遠征で行き帰りの保護者の車の確保が難しい場合にはバスとしていました。
(※)原則として保護者コーチ以外のコーチの車は最小限とする。

さて12月の新チームの2回の遠征で、次のような昨年との違いが明らかになってきました。
・ワゴンタイプの車が少ない(ない)ため、車の台数が多くなる。
・お母さんが運転する割合が高い.

このような状況の中、保護者の運転の負担を軽減するとともに、中学生の移動の安全に努めるため、今年は、移動距離や天候等により、日帰り遠征でもバスによる移動を行う必要があると考えています。

つきましては、まず1月13日の広島遠征について、中型バス(中学生+コーチ)と乗用車(保護者+コーチ)で移動します。

この場合、昨年までのワゴンタイプを多く含む乗用車で移動する場合、今年の2回のパターンで移動する場合と比べて、単純比較は難しいのですが、費用が少し高いと感じられることもあるかと思いますが、バスの中でミーティング等ができるメリットもあります。

今後の遠征にあたっても、バスで移動する場合があると思いますが、中学生の移動の安全に十分配慮しながら検討していきますので、保護者の皆さまにはご理解お願いします。

今日の一面

2013年01月06日 | OB情報
今日もいい天気のもと、イイ練習ができました。

その内容は後で報告するとして、今日の一面はやはりコレです。

楢崎君がジュニアを卒業して間もなく2年になりますが、コンビ復活といった写真です。

今日も中学生を指導してくれました。





OB来訪(初練習)

2013年01月05日 | OB情報
1月5日(土)は今年の初練習でした。

正月で帰省したOB等、次の4人が練習に参加してくれました。

木村君(流通経済大学2年、尾道高校)
楢崎君(石見智翠館高校2年)
出井君(石見智翠館高校1年)
森元君(津山工業高校1年)

4人のOBが参加してくれたので、今日の練習は、コーチ陣から中学生の課題等を木村君に説明した後、課題に対応した練習を木村君を中心に進めてもらい、さらにその中で気づいた点を修正してもらうという形で行いました。

アタックやディフェンスについて、実質3時間程度指導してもらいましたが、中学生は新鮮でわかりやすく、楽しい練習になったと思います。

今日の内容をしっかり頭の中にイメージし、これからの練習や試合に活かしていってほしいと思います。

OBの皆さんは、津山で寮生活の森元を含め、帰省中の時間を利用して参加してくれてありがとう。
高校生はすぐに新人戦が始まると思いますが、是非がんばってください。













ビデオ

2013年01月03日 | その他の日記(ひと言)
お正月の間に、12月に行った新チームの遠征2回のビデオをジックリと見ました。

まだまだこれからのチームですが、選手のヤル気が十分感じられ、いいプレーもたくさんあります。
特に昨年のAチームにはあまり出ていなかった選手については、あらためて「こんなプレーもできるんだ」「こんなに成長しているんだ」と感心したり、安心したりもしました。

人数が決して多くない岡山ジュニアでは複数のポジションをやることを求めますが、中学生は、まず自分の得意な部分、強い部分等、長所をさらに伸ばすことが大切です。
得意なプレーがあることは自信につながります。

一方、中学生の苦手な部分、できない部分の克服にもコーチ陣は取り組みますが、少し時間がかかったとしても、日頃から真面目に考え練習に取り組んでさえいれば、成長期にある中学生は、体が大きくなったり丈夫になるのにあわせて、ある時期にあっという間にできるようになります。

苦手な部分や弱点だけを考えすぎずに(”考えない”のはダメですが)、パーッと楽な気持ちでラグビーやっていきましょう。

新年になりました

2013年01月02日 | その他の日記(ひと言)
あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

今年も「普及育成」と「強化」のバランスを考えながら、楽しく、そして少し厳しく活動していきたいと思います。

なお、活動の目標は毎年の中学生・保護者の考え次第ですが、今年も現在の人数的(現1・2年生)には対外活動等も積極的に行えそうであり、スタッフとしては、昨年と同様な目標で進めたいと考えています。

新年にあたり、あらためてチームの基本的な活動方針について書いておきます。



岡山ジュニアラグビースクールはクラブチームであり、学校の部活動とは異なり、中学生(保護者を含む)と指導者は、基本的に対等で自由な関係にあります。
その中でそれぞれの役割を果たすことで、試合や練習等、クラブチームとしての活動が成り立っています。
部活動とは少し違うクラブスポーツを、中学生、保護者とも、是非楽しんでください。

【チーム理念】
・ラグビーを通して、プライドと謙虚さを持つ人間を育てる。
・クラブチームの幅広い活動により、多くの友人や知己をつくる。
・中学生、コーチ、保護者が充実した時間を共有する。
・県外への進学も含め、岡山県ラグビーの基盤拡大に寄与する。
・One for all, all for one。 For the team。

【指導理念】
・中学生時代の年齢以上の自然な個人差(身体能力、運動能力)を理解する。
・あいさつ、返事といった、基本的な礼儀を身につけさせる。
・中学生が自分たちで考え、表現することを尊重する。
・まじめに取り組む中学生に公平な機会を与える。
・厳しい練習や努力の結果として得られる達成感や満足感を大切にする。

【技術指導方針】
・偏らない、ラグビーのトータル技術を習得する。
・コミュニケーションを大切にする。
・特に個人、ユニットとしての能力を育てる。
・他県(他チーム)の選手と、自信を持ち、競い交流できる技術・気力を養う。
・型にはめすぎないように心がける。



年末年始は、高校、大学等のラグビーを見る機会も多いと思います。

ジュニアの選手は、頭を下げて突っ込んでいくような危険なプレーは真似る必要はありませんが、思いきりのいいプレー、スピード等、是非勉強してください。

アタックライン(浅い場合、深い場合)、ディフェンスの出方(特にアウトサイドセンターの出方や、フォワードのカバーリング)、接点への入り方(ひざや腰の位置、相手が低い場合の対応)などもよく見て下さい。

昨年12月の香川遠征のスナップです。