ぐっと寒かったり~また暖かくなったり~
三寒四温…まだ春とは? いえ、もうそこまで。
「啓蟄」も すぐだよ!
雑草も 勢いを増してきた感がある。
昨日までの寒さも ちょっと和らいだ?
太陽も出てきて、さほど寒さも感じない。
そうだ 歩こう!
久しぶりに散歩のコースを「畦道」に入っていった。
靴のクッションがいい感じです。
柔らかさが靴底から伝わってきますね。
住宅街の小路や、田舎の舗装、コンクリート道路とは
一味違う優しい感じです。
庭の花や樹はどんどん盛りを迎え、目を愉しませてくれていますが
静かで まだ足音が遠のいている畦道。
どんな雑草が息づいているのか?
デジカメ片手に 一歩一歩 確認しながら歩いて行く。
畦道に入る手前に ほんの少しの土地を上手に使って
畑が ありました ~竹を差し、 網がかけられている・・・
おお、花が咲いているぞ!
「エンドウ豆」 色合いのいいこと~
豆の花? まるで スイトピーみたいな。
同じ種類 「豆科」なのかもね。
隣には「白」の花も
収穫もまじか? ・・・
私は、 これより、酒の肴に
ほれ、「スナップエンドウ」が 大好きです。
さぁ、降りていこう。 たんぼ道へ
早速、黄色の小さな タンポポ? 似て言いますが
これは「ノゲシ」ですね。
薄青の小さな草は? ネモフィラにも似た感じだが
これはね 「オオイヌフグリ」です。
道端に忘れられた・・・菜の花
きっと去年咲いたまま 枯れて そして また今年も
芽を出した・・そんな逞しい 花だよ、きっと。
ご存じのクローバー~(シロツメクサ)
暖かくなったら、近所の女の子たちが 手を携えて遊びに~
そして、白い花を千切り、髪に刺したり
編んで遊んだり・・・
春の七草のひとつ。 「ホトケノザ」
物凄い雑草魂の持ち主?
その勢力の広さは? 圧倒的
この近くを歩いていると そこかしこ・・・
これは?
「カラスノエンドウ」
つる性の これも蔓延り易い草
根も強いし、成長力も抜群!
夏を過ぎると~豆がいっぱい実ります
これが 庭に生えてくると 厄介者です。
おお 見つかった~
「ヨモギ」です。
先日、農協の直売所で「おもち」が並んでいました。
「白」と「ヨモギ」がワンパックに。
久しぶりにヨモギのお餅食べたら・・・そう、香りしましたね。
昔の人は、正月前の餅つきには、このヨモギよく使っていた
他に、「クチナシ」なんかもね。
香りといえば、これ!
「セリ」です。
先日、このセリ 和え物で食しましたら とっても臭みがあって
ゴマとの相性、居酒屋で出したら 大いに受けそうな?
ちょっと病みつきになりましたよ。
今日も 少し 摘んで帰ります。
なんといっても、「野」の「野性的な苦み、香り」
ほんと、最高ですよ。
都会の方は、ハウスものの野菜しか口に入らないのでしょうが
これだけは、やっぱり自然の中で育ったものが一番です。
これは 「オツタチカタバミ」です。
我が家の庭の周囲の縁取りも
同じ科の「オキザリス」を植えていますが
野に咲くこのカタバミも 風情がありますね。
農道? 車の跡が~ ぬかるまないように砂利が敷いて
畑に行く方たちの 生活道路? 軽トラが活躍ですね。
こんな風景も もう珍しくなってきました。
稲刈りの跡の 時間経過・・・
もうすぐ また 耕運機が 活躍するのでしょか?
その隣の田んぼは もう、
今年も 誰も手を入れてくれそうにない?
雑草が枯れ、土の見えなくなってきた・・・
小鳥たちの「巣」が きいとこの枯草のどこかに~
そんな 彼地の隅に・・・これは? 「狐の牡丹」
「キツネノボタン」です。
もう、この道は ここでお終いのよう。
すぐ目の前には、工事中の2階建てのアパートの骨組みが
ああ、またひとつ増えてくる・・・。
数年先にはこの道は?
そんなスピードで開発が進む
ここ。
大昔ここは、強力な勢力の豪族が~
そのなごりの「古墳」が海から見ても
一望できるほどの巨大なもの~
遠浅白砂の綺麗な海岸であった。
時代は近世に入り
周防灘の海風に 街道の松林並木も続く 中津街道筋には
大名の行列の交じり 今の その縁を残す。
幾星霜 この地の姿が変化を繰り返す。
海水を塩に変えて一大塩の拠点となった地。
新田開発は 広範囲に及び 埋め立てられ「農地」に
さらに、その農地も埋め立てられ 「市街地」に。
静かな田舎の風情? なんて もうどこにも見つからない…
時代「息吹」を変わらずに
じっと我慢強く 繰り返しているのが
遥か大昔から この「雑草」たちなのだ。
その必死の願いも もうあと僅か?
そう、1年でも、2年でも
先になれば いいのだが。