黄昏どきを愉しむ

傘寿を過ぎた田舎爺さん 「脳」の体操に挑戦中!
まだまだ若くありたいと「老い」を楽しんでま~す

「美夜古の風」 第15回絵画作品展

2021-02-11 | 日記
美夜古の風のタイトル… 申し合わせたような春の息吹を感じる
今川土手を左岸辺に咲く「菜の花」の黄色が帯のように続く~
  なんとも心 「ウキ、ウキ」 ハンドルの軽く 
会場のみやこ町 「みどりの館」へ。
     2月9日から始まった 
美夜古の風 第15回絵画作品展
   ご覧のような おなじみの顔ぶれがずらりと・・・
  
 
午前11:00 2分前に到着、準備中の看板もまだ…

ガラス越しに 展示中の 紙の看板が・・・・
      

すぐに館の方が顔を出して 一番乗りの入場です。

まずは いつもの通り 記帳して 作品鑑賞へ~

数多い作品の中から~鑑賞される方の 邪魔にならぬよう目にとまった
のをアップさせてもらいます。
 
   
                     「朝光」 久野金之亟
いつも柔らかいタッチの作品でまさに「光」が主役?
     すがすがしい 素敵な1枚です。

   
                     「白馬への道」 池田春雄
   
                    「早春の白馬岳」 田中博史
「白馬」この山の呼び名は
若いころを思い出しました~独りで山歩きをしていた。
九州、屋久島、山陰 、大山 北海道、旭岳~
富士登山を終え、長野へ足を延ばし、「上高地」から
白馬~八方尾根 穂高、槍方面に…
 そんな元気もあったんだと・・すでに50年も前のことだ。

会場で 奇しくも、 その地の絵がすぐそばに~
   それも、2枚続けて 同じ 山の絵が 
   いや、それに さらに 次の絵も~

いつも会場の正面で大きなカンバスと対面し、見事な作品に
惹かれていました~ 重鎮の 犀川愛子さんの作品です。
   
                             「早春の上高地」 犀川愛子

いや、ほんとにうれしい限りですね。
それも「春」に相応しい~タイトルで

私の 好きな画家 有益人良竹さん 「にらめっこ」

この強烈な眼は~ 誰に向けているのでしょうか?
きっと、「コロナウイルス菌」じゃないでしょうか…
私たちも ずいぶん我慢してきました。
     そろそろ終息を願っていますが
      この 「睨み」が 願いを叶えてくれそうです。 
    


     
                    「クメールの微笑」宮本ちず子
おやおや この方も 思いは同じ?
   
  この 仏像は?
きっと、カンボジャ北西分にあるアンコールワット遺跡群
9~15世紀にかけて繁栄したクメール王朝の遺跡。

これは「アンコール・トム」の中央部分からかな?
みんなよく似ているから 想像・・・

でも、優しく、 そう、慈母観音のように微笑み
みんなに心を癒してくれる この不思議な魅力では
  
    さて、もう1枚
    
これは、時代がもっと 下がっています。
                     「化石より」 中村正範
     
ジッと飽きずに眺めていると~ 変な気分になりますよ。
時間を忘れて 日頃の憂さも どこかへ~
「吸い込まれような~」

 現代の 忙しい世間から 飛び出して・・・
   何も考えず、しばらくは 「無」で 行くか・・・

     

     
この方の1枚を。
   斬新な色彩と強烈で繊細な 
    心象表現 !  筆の妙です。 
 作者との距離は遠いのでしょうが、なんとなく雰囲気だけは?
   
                  「ゆらぎぐらつく人」 神崎久美子

   
     
絵を愉しむのに 理屈はいりませんね。
 素直に 鑑賞するのが よろしいようです。
 「おいしそう!」 今晩は 鍋にしようかな?
   
                       「白菜」 渡辺ひろ子
   
絵の表現に 決まりはなさそう・・・
 誰に対しても「忖度」「気遣い」は ご遠慮被りたい。
 近頃の どこかの会長さんの お言葉などは気にせずに~
 
 空間の妙、一筆の真剣さ この1枚と決めるまでの葛藤?
   いつも 楽しみにしている 画面です。
   
   
                             「いけがきの斧」 西頭 誠

  
                               「山門」 近藤祐司

          「イレーヌ・カーン・ダンヴェール(複写)」 田中みどり
            

あっと 驚いた! これは?
そう、あの巨匠 ルノワールの作品の1枚だ。 
これも即座に おもいだした。

2018年に 日本初上陸した1枚 
「史上の印象派展 ビュールレ・コレクション」展
2018年7・5~6日にかけて私のブログ 
「名画に酔う~美術館巡り」にアップ。
              (*時間あれば 覗いてね。)
   
すごい勇気に エールを送りましょう・・・
   参考までに ルノワールの
       


  「気になる」この方の1枚です。 
                         「日本海(航港)」 山路博之

 色彩はいつも控えめ? 
 いや、色彩の組み立てには毎回驚いています。
 シンプルで鋭く、 決して暗いイメージではなく、 
 グサッ と重みを突きつけられる


 最後に この方     「・・・・禍」 八並順子
  
               
   
タイトルからも~ 
この1年の 世界中の人々が 闘ってきた 「コロナ」との時間
それは、国 民族 性別 老若男女を問わず 
誰もが 同じ 苦しみを共有してきました。
衣装を着た ピエロが代弁しています。
 「心の内を あなたの叫びを~ 」 

個々の心のうちは それぞれで ・・・  

作品 60点以上を鑑賞すると~  心地よい疲労を感じますが

1枚1枚  作者の「思い入れ」を
   私たち それぞれが「 ~を 」感じ取り 
   「コロナ禍」の日頃の鬱積を吹き飛ばし
    鑑賞し、愉しむ瞬間 
    それが 今日の 「1枚の絵」なんです。

  「不要不急」ではありませんよ、
     こんな時間の過ごし方は~とても有意義なのです。

   
コメント (1)
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続 黄昏どきを愉しむ

 傘寿を超すと「人生の壁」を超えた。  でも、脳も体もまだいけそう~  もう少し、世間の仲間から抜け出すのを待とう。  指先の運動と、脳の体操のために「ブログ」が友となってエネルギの補給としたい。