黄昏どきを愉しむ

傘寿を過ぎた田舎爺さん 「脳」の体操に挑戦中!
まだまだ若くありたいと「老い」を楽しんでま~す

葉室麟さんのこと

2019-11-30 | 日記
私のブログのアクセス状況で気が付いた。 

随分前のページを開いていただいてる方が~
エッ、どうして? 今日のページより、昔の記事に興味?
 「墨龍譜」なんてのが目に飛び込んできました
  絵師 海北友松の1冊です
       
これは葉室麟さんの著で 
そのころ講演で 権力者(スポンサー)と絵師
 その時代背景と「絵師」の話を 題材にと思っていたので・・・
いろいろ読んでいた中の一冊。
 絵師の関連で~ 狩野永徳、長谷川等伯、若冲、俵屋宗達・・・・と。

ページ開いてくれた方、きっと「絵」に興味、」または趣味に。
 嬉しいことです。

葉室さんといえば、亡くなってもうすぐ2年に。      

 わが町の隣、小倉の生まれ。 身近に感じており、フアンでした。
  本当に残念です。

 そんなことで本棚には葉室もの
  

  引っ張り出して~今週の夜は、葉室に浸かっていました。

その中で、彼の最後の旅エッセイ 「曙光を旅する」を読んでいると
私の大好きな「司馬遼太郎」さんのシリーズ本「街道をいく」を
葉室さんも「司馬遼太郎」フアンとして同じようなこの1冊。
 最後になろうとは~
    
 
   葉室版、「街道をいく」 九州編ってとこですね。 
 
 
そして まず ここ小倉から この本は始まった
  

   彼の多く残した作品は50冊以上にも~
この本には 全40編もの話が・・・
超多忙な執筆の合間に、これほどの旅をしていたのかと~
驚くばかりです。
   小説には ない「視点」に・・・感銘
  奥が深いですね。
やはり 現場に足を運び体感すること だと。 凄い! 
 我々普通の感覚では「視点」が届かないところに光を当てる。

   本中に 「曙光」とは
   ①夜明けの光 ②暗黒の中にわずかに現われ始める明るいきざし
    そして
   「まだ輝いたことのない許多(あまた)の曙光がある リグ・ヴェーダ
  
帯にも 綴る 歴史の裏通りや 路地を・・・
 そんな誰もが気が付かない部分に「光」を与える眼~ 
 なるほど~ と、読み手に感動を。  

 歴史って、 今朝の朝日 1面 折々のことば
 「どんな歴史でも、あとから、あとから押してくる現実に、
   追い立てられるようにして過ぎていくものらしい」 と。

  昭和、平成が終わり 明治維新から150年
   令和になった・・・今なら
   葉室さん、どこを旅して、誰に会い
   何を語り そして 私たちにその光を運んでくれたのだろうか・・・
     もっと九州中心の歴史紀行を読みたかったのに・・・

 2005年5月から始めた ブログ 随分自分でも頑張ったと。
  平凡な日々の繰り返しの私。
   そんなにアップする「ネタ」がないとき・・・
 
昔の記事を読んでいただいている方から、こうして「思い出」編を
アップできる~  まさに「光」を当てていただいた
  私にとっての「曙光」です   御礼申し上げます。
これからも そんなヒントを拝借させてもらいながら、
しょうもない田舎爺さんの「黄昏時」もう少し続けていきます。
     

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