黄昏どきを愉しむ

傘寿を過ぎた田舎爺さん 「脳」の体操に挑戦中!
まだまだ若くありたいと「老い」を楽しんでま~す

「我が町の歴史」を勉強する

2014-02-09 | 日記・エッセイ・コラム

午後から講演会に行ってきた。

「京築地域から見た苅田町の歴史」と題して

「美夜古郷土史学校」の山内公二さんの講演

彼は、学校の先輩で、学校時代は「新聞部」で大活躍

卒業後は、市役所に勤務し、長年広報担当でこの道の基礎を。

朝日新聞に「京築風土記」を執筆、その後市民講座

「美夜古郷土史学校」を開講、さらに「新・京築風土記」の連載を

続けて今日に。

昔と変わらぬバイタリティと熱心な郷土愛は衰える処を知らず?

活躍中、頭が下がります。

 今日は、風土記の中から、「苅田町」に絞っての講演でした。

山内さんは、ご覧のとおり、ハイカラ? トレードマークのベレー帽での登壇

物静かな語り口で始まりました。

008

  会場は、ほとんどがご老人ばかり・・・訂正! 郷土愛の強い方ばかりでした。

 写真は開演前、始まる時間には満員の盛況でした。

004

現在の苅田町に残る「自然」「史跡」「交通」「産業」「行事」と

ジャンル別に風土記の記事を追いかけて説明。 

資料も、貴重な昔の地図なども併せて説明

009

上の地図は、江戸時代の中津街道が海のすぐ傍を・・・。

  南原村、馬場村 といった表示、古墳の石塚山 なども記入されています。

010

 大和朝廷と豊前の結びつき示唆 「宇原神社の三角縁神獣鏡」

国の重要文化財指定のものが宇原神社にあります。

「1796年4月21日 南原村の石塚山古墳で発見された。 南原の村人たちは

連日の大雨で崩れた橋の修理のため、その材料を探しに石塚山にのぼり、偶然

見つけたのだ」 風土記より。

 ちょうど今朝の朝日新聞「天声人語」欄に、三角縁神獣鏡のことが掲載されて

頭に入れていた処・・・ここの鏡の話ではなかったが、ますます興味も倍増です。

 

「邪馬台国の女王卑弥呼は、「大和」か「京築」か?・・・・魏志倭人伝との関係は。

歴史って面白いですね~。

まだまだ、ひょんなところから・・・発掘、発見されて・・・歴史が変わるかも。

 伝統行事では、 先ずは「苅田山笠」について

012

 京築地方に数ある祭事の中、大いに誇っていい一つと・・・べた褒め。

 伝統(電灯)は消してはいけません! 

苅田町の豊さのシンボル・・・・・

そして、ここにも伝統行事を守る抜くための努力が・・・「等覚寺の松会」

それが「1000年の祭り 中断危機救った応援団」 の記事

011

 私まだこの祭りに行ってないので 今年は是非にと。

 その他、苅田港の、神島の、町の礎を作り上げた多くの偉人の話。

どれも興味あるお話でした。

 

 

 山内さんの講演は、ぶっ通しで2時間の熱弁でした。

 

 まだまだ時間が欲しいのは・・・聴く方にも伝わってきます。

 それほどの奥の深さを感じ取りました。  凄いですね。

 先人がこの町をどのように開いて来たか・・・・伝統を守る 人々の

 弛まざる努力を強く感じた講演でもありました。 013

 三原文化会館 1階 ロビーには 今まで新聞掲載された「新・京築風土記」

の苅田町に関する記事がパネルですべてを展示しています。

002

003

もし興味のある方は・・・・足を運んでみて下さい。

きっとあなたも「苅田町」の人になりますよ。


続 黄昏どきを愉しむ

 傘寿を超すと「人生の壁」を超えた。  でも、脳も体もまだいけそう~  もう少し、世間の仲間から抜け出すのを待とう。  指先の運動と、脳の体操のために「ブログ」が友となってエネルギの補給としたい。