オヤジの弁当箱

日々の手作り弁当だけが生甲斐のしょぼくれオヤジ。弁当メニューと併せて日々の雑感を付記。

古賀武夫・七回忌

2014-03-16 | Weblog

3/16(日) 昨日の夕方、佐賀がから帰京した。この日、十一時から故・加賀武夫さん(地球市民の会創立者、前回会長)の七回忌法要が、佐賀市の「旅館 あけぼの」で執り行われた。この法要に参列するため、前日の夕刻に佐賀に入り前泊した。

参会者は、約七十名程であったろうか。県知事の古川さん、国会議員の原口さん・大串さんや所縁の深い方々が出席し、それぞれに故人を偲ぶ話を語った。私も一言、古賀さんとの出会い、初めて佐賀に古賀さんを訪ねた二十年前の夜、深夜まで酌み交わしたと、古賀さんの物語を本にして後世に残すべきだと話した。

                     

故人の人柄、生き方・活動が、国境を越えて大勢の人々に勇気や希望を、そして大いなる笑いを生み出した。そのことを、改めて実感させられる法要であった。

現会長の佐藤さんから、「泊まって一杯やろうよ」と言われていたが、前夜も佐賀で飲んだことだ。佐藤会長は近々上京の予定があるので、その折にゆっくり話をしましょうと、佐賀空港にタクシーを飛ばして帰京した。

毎年二・三度は佐賀に行く。佐賀のことは詳しくなるはずだが、一向に知らない。佐賀では、地球市民の会のメンバーと会い、その肝っ玉母さんがやっている飲み処「寄ん処」という店に行くだけだ。当然、前夜もホテルにチェックイン後「寄ん処」に顔を出した。店が閉っていると困るので、事前に連絡はしたが・・・。

女将さんが地肴をと、”えつ”という小魚の刺身(小骨が在ると云うことで、鱧のように骨截ちするそうだ)、シャコ、ズガニ(川カニ)、蛍イカと春野菜の酢味噌などを用意してくれていた。「arisawaさんは、ほんに食べらんから。地のもので美味しいと思うものを少し用意したさ」とか云う。有難いことである。

              

「つカニを食べらさらんとか」と言う。茹でたカニが一匹、大皿に載ってカウンターに置いてある。『内の田舎ではズガニって言うんだが、今は旬じゃないんじゃない?夏場に食べるよ。ちっちゃくて面倒だから、身を取ってくれるなら食べるよ』なんて、我儘を言ったところ身をほぐしてくれた。

これが絶品、小さなカニで上海が二ぐらいの大きさだったが、子持ちで味噌の味が抜群であった。薄く醤油か出汁で茹でたようだが、殊のほか旨かった。道理だ、魚屋さんがこれは美味しいよと薦めたそうだ。

この店は全てが美味い、手作りの母さん料理と云う塩梅だが、女将さんは料理上手である。お酒を飲まないで料理だけを食べにくる、そんな女性がこの夜も現れた。

そうこうするうちに、市民の会・理事長のYamashitaさん夫妻が来てくれた。昨年12月の30周年祝賀会以来である。翌日の古賀さんの七回忌のことや、出版企画などを話した。

 

アッと云う間の佐賀滞在であったが、随分長い時間いたような気がする。会のメンバー大勢に合ったからか・・・。法要会場に向かい、町を歩いていると果物店の店先に大きな「晩白柚」が在った。何年か前、スタッフのAOKI君が熊本から取り寄せたことがあった。大きさは文旦の四・五倍は有ろうかと云う大きさだが・・・味は奨めない。ザボン系の柑橘かな?

                       

古賀さんの法要が終わり、会場を後にしたときは二時半を廻った。が、何とか三時半の便に間に合うと佐賀空港までタクシーで向かった。飛行機の中から見える佐賀平野は広い。田圃が畑が、延々と広がっている。我が故郷とは大違いである。

                       

 

 いい、週末であった。

 

 

 

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