徒然草

つれづれなるままに、日々の見聞など、あれこれと書き綴って・・・。

憂うべき失望の日々―一日も早く民意を問え―

2009-03-20 22:00:00 | 雑感

テレビ放送で、麻生総理が、下がりっぱなしの内閣支持率について、あまり気にしていないと述べていた。
もともと、民意など無視して、何かと言えば、景気対策だとか言って平然と居座り続けている。
国民にとっての優先順位の第一は、景気対策だといって憚らない。
だから、当然解散どころではない。
この調子だと、任期満了までなんていうことにもなりそうだ。

世界中が経済出動を言っている時代だから、きちんと対応していかなくてはならないと繰り返し述べている。
これは、怖くて選挙もできない、非力な政権の呆れた居直りとしか見えない。
亡国の政治などという言葉すら、ささやかれ始めているのだ。
世の中に、不平、不満が充満しつつある。

国民の信任を得ないまま、麻生政権の迷走続きで、政党政治への不信、閉塞感がかつてないほどに高まっている。
麻生総理は、そのことを十分ご存知だろうか。
そこに、経済恐慌が襲いかかってきている。

英雄待望論、強権政治待望論が生まれる。
そういうときに、ファシズムにつながりかねない、暴力的な動きが出てくるものだ。
歴史は繰り返すというではないか。
誰もが、いま政党政治の危機を嘆いている。
物騒な世の中になってきたから、何が起きても不思議ではない。

民主党の小沢代表は、政権交代のために献金を集めたと言われている。
日本の政治には、カネがかかる。
それを賄うには、政治資金をもらわないとやっていけない。
(共産党は政治資金などもらっていないのだが)
この言葉に嘘はないだろう。
同じことをやっている政治家は、与党だって大勢いるのに、小沢代表だけがどうして検察の捜査を受けているのか。
どうも釈然としない。
多くの人が、不快な恐怖を感じている。

小沢代表秘書の逮捕は、前代未聞のできごとで、どう見てもかなりの無理がある。
国家権力の持つ、底知れぬ何かを感じざるを得ない。
異例ずくめのことではないだろうか。
そして、この逮捕劇をめぐって、総選挙が迫っている日本の政治情勢を一変させてしまった。

民主党はガタガタとなり、国民だって検察の捜査に不信が強まった。
では、6000万円もの「裏ガネ」疑惑が浮上している、二階大臣の捜査はどうなっているのか。
小沢代表側の話は「表ガネ」で、二階大臣の方が「裏ガネ」なら、悪質なのはどっちか誰が見ても明らかだ。
それなのに、どうも、二階大臣側の捜査はなされていない(?)ような雰囲気だから、これもおかしい。
お咎めありというなら、双方の立件をすべきで、そうでないと公正、公平とは言えない。

小沢代表は、とことん検察とやり合う姿勢を崩していないように見える。
野党側が逮捕され、与党側が無罪放免では納得できない。
いまはまだしも、いずれテロや暗殺が横行するような、いやな社会になることが怖い。

そんなときに、何故か一時死んだふりをしているように見えた麻生総理が、どうやら元気を取り戻しているらしいのだ。
え~っ!どうして?
何か、ラッキーなことでもあるというのだろうか。
誰も鈴をつける人がいなくなって、麻生降ろしもなく、ボンボンは桜の花の開花を待って勢いづいてはいませんか。

でも、一国の首相が、消費者行政の‘みかじめ’やりますなんて、平気で暴力団用語を公言するなどもゆゆしいことだ。
字が読めない、書けない。
言葉の正しい使い方も・・・。
漢字能力はおろか、言語能力まで問われる。
いや、そんなことより、一日も早く総選挙を行って、日本の政治を正常な状態に戻していただきたい。


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
何にしても (茶柱)
2009-03-20 23:11:18
あまり支持もされていないのに、という釈然としない想いはありますねえ。

政治家が清廉潔白だなど問う幻想は抱いていないつもりですが、それでもこれはあまりにも・・・。
返信する
この国には・・・ (Julien)
2009-03-23 04:15:56
信じるべきもの、支持できるものなど、もはやないということでしょうか。
花咲く春だというのに、ため息ばかりで・・・。
返信する

コメントを投稿