お知らせ
本日(12月19日)は休稿します。
足立眞一
相場の神様と称せられるウォーレン・バフェットの快進撃が続く。本年のファンドの成果はいままで20%の上昇。
S&P500はこれまでマイナスなったが、バフェットが運用するファンドは+20%と絶好調。バフェットは90歳を超える年齢になり、これまでのように第一線に立って運用するのでなく、運用のスタッフにはテッド・ウィシュラー、トッド・コームズというファンド・マネジャーをここ10年間にスカウトしてきた。
2人の運用者は自らのファンドを運用してきて、抜群の成果を続けてきたが、その力量に目をつけられた。
バフェットは、即刻に自らの運用してきた資金をゆだねた。
新しいファンドの成果は抜群でバフェットの成果に劣らない運用を続けている。
広大な米国の株式市場の周辺には、引き続き歴史に名を残す運用者が活躍している。
米国が生んだ歴史上の人物に祭り上げられるバフェットの後継者が、いつのまにか米国を代表する運用者の位置をしめている。
公表された、そのファンドの9ヵ月余の運用成果なかにはアップル(AAPL),バンク・オブ・アメリカ(GAC)などが目立つ。その間の成果は+20%とウォーレン・バフェットの名声には傷がつかない。銘柄の選択はだれがみても平凡だ。
米国の運用の世界は奥が深く、日本の運用の世界からみて、想像もつかない繁栄が続く。
相場の神様バフェットも満面の微笑みで席を譲った2人の運用者をみている。
ウオーレン・バフェットの今年のポートフォリオのなかで注目されるのは石油、ガス関連への力の入れようである。
彼は本年の第一四半期からインフレ懸念に注目して、石油・ガス関連に力点をしてきた。米国では代表的な人気業種の石油・ガス関連の銘柄である。バフェットには、この分野への投資には深い経験があり塾知している。
最近のポートフォリオではアップル、アメリカン・エクスプレスなど長年のお好み銘柄の看板に加えて、石油関連に力点をいれてきた。
しばしばこの分野に力点を置いてきただけに、バフェットのお好みの銘柄として定評がある。最近の力のはいった投資にバフェットは、あえてコメントを出していない。
本年は第一四半期からエネルギー関連に注力を続け、長年のコア銘柄群のひとつに位置づけている。
残念ながら東京市場では石油・ガス関連銘柄で投資の主柱になるものはない。
最近はロシア隣国のウクライナ紛争が、世界の石油・ガス関連の株価の引き金になった。バフェットの長年の投資経験でのお得意の銘柄である。残念ながら東京市場にはこの分野で主力銘柄になるのはない。NY市場での有望銘柄の表看板のひとつである。
今回のエネルギー関連への投資には早くから注力して運用の成果に大きく貢献してきた。