足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

ロシアのウクライナへの侵攻

2022-07-01 15:43:57 | 投資戦略
日銀が発表した6月短観の景気が「よい」から「悪い」を差し引いた数値は3月比では5ポイント悪化し9ポイントになった。ロシアのウクライナ侵攻で原材料価格が高騰したことが原因である。
現在の日本の景況観には海外の原材料価格が変動しただけで、数値が外的要因の影響を受けるという地盤の弱さがある。
当面の日本経済の地盤を固めるのは、国内の大企業の地盤を往年のように強くすることが喫緊のひとつの課題になってきた。
日本経済の国際化の進展で景気が海外景気に敏感に左右されるのは当然としても、ロシアが原因で起こした今回の戦乱が、敏感に日本の景況観に即座に影響を与えるとみるのは問題である。
ロシアの世界経済への影響力かつてほどの大きな影響力はない。短期的には素材の価格変動が日本経済にも影響を与えるにしても、その影響の度合いは問題ではない。