足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

米、景気の先行きに慎重な発言

2022-06-22 15:32:18 | 投資戦略
前場は小幅高で推移したが、後場に入りマイナスになった。
トヨタ自、シマノ、任天堂などが堅調であったが、他の銘柄への波及効果もなく相場の全般は小幅安で終わった。
この日は特にこれといった材料も見られず投資家の買い意欲はしぼんだ。
パウエル議長の議会証言を控えており、目先の政策についての発言内容に関心は集まっている。
後場に入り東京エレクトロン、アドバンテストなどが売られ相場の足をひっぱった。

米電気自動車メーカー・テスラの最高経営責任者が中東カタールの経済フォーラムで「景気後退に直面する可能性がある」と発言したことが注目された。
最近は彼のほかにも著名な経営責任者の間で目先の景気について慎重な発言が急に目立ちはじめた。無視できない世界最大の有力者の、現場からの気になる警戒発言である。


輝かしい経済の転開を期待(米国)

2022-06-21 15:48:39 | 投資戦略
地区連銀の米セントルイス連銀のブラード総裁は「FRBが1994年の引き締めサイクルの成功を今回も実現できれば、ことしは目先に速やかに利上げを行い、その先に輝かしい経済を築くことが出来る」と語った。
同総裁は「1994年の引き締めサイクルの再現を成功できれば、ことしは速やかに利上げを行い、その先に「輝かしい」経済を築くことができると語っている。
「1990年代後半の米経済の輝かしいパフォーマンスの土台になったとみている。
同総裁は今回もそのような展開を望んでいる。
目下、FRBはインフレ抑制に向け迅速に動いており、道のりは遠い。
今回も目先き引き締めがあっても、景気後退入りは回避され、その後の景気後退は回避され、米経済は急速な成長入りをすると1990年代の輝かしい成長局面が出現するとみている。
米連銀の目先の政策については難しい局面にはいる懸念があるが、その先には明るい米国経済が待っているとすれば、株式相場にとっても息の長い上昇相場が期待できる。
連銀のブラード総裁の見方が実現すれば米国株の先行きには好ましい判断になる。


週明けは下げる

2022-06-20 16:08:38 | 投資戦略
週初めの相場は-191円78銭と下落した。
昨今の米国、ヨーロッパの中央銀行の金融引き締めが世界景気の減速をもたらすのを警戒して買い物が引っ込んだ。
ブラス銘柄では日本ペイント、タカラバイオ、ダイキン、ヤーマン、メガチップス、トヨタ自、シマノ、HOYA,ソフトバンクなどが買われたが、一方、楽天グループ、大和工業、住友鉱山、ソニー、ホシデン、ローム、任天堂などが下落した。来月の第一四半期の決算発表を控えて機関投資家も見送り姿勢をとり、企業業績の先行きの見通しが明確になるまでは大きな動きが期待できない。
しばらくは相場の調整局面が続きそうである。

押し目買いを続ける 投資戦落

2022-06-17 17:02:10 | 投資戦略
NY株が大幅安。
ダウ平均-2.4%、S&P500は-3.3%、ナスダック-4.1%と大幅安を記録した。
米連銀はこれまでハト派的で金融政策は緩和を続けてきたが、インフレが収まらず、金融引き締め政策に転換した。これまでの豊富な資金供給から一転して引き締めに転換したのは、
初期の段階でインフレに歯止めをかける政策に踏み切った。
歴史からみて現在のインフレの芽を早い時期に摘み取っておくことで連銀メンバーの意見が一致した。
本日のダウ平均は-2.4%、S&P500は-3.3%、ナスダック指数は-4.1%と、連銀の引き締め政策の意向を市場は冷静にうけとった。
来月の後半には日米とも企業業績の発表がはじまるが、企業業績は好調で、投資家心理は政策への転換をいち早く消化し、底堅い相場展開がこの日も続いている。
こんなときには株式の神様であるウォーレン・バフェットは足元の投資戦略をどのようにお組み立てていくのかが注目される。
現在のポートフォリオではアップル(AAPL)への投資に力をいれているが、利上げ局面でどのような戦略を立てるかに注目したい。
投資に姿勢は引き続き前向きに動こう。



NY市場では日経平均が600円高から失速

2022-06-16 16:01:53 | 投資戦略
  NY市場でのハイテク株の上昇が好感され日経平均は寄りあと一時は+600円高超に急騰した。しかし、その後は買い人気の勢いが継続せず失速して伸び悩んだ。反騰銘柄の仲間からはハイテク銘柄の人気が薄くなった。
 米国では連銀FOMCが米消費者物価指数の強いのをみて金利を+0.75%と大幅に引き上げた。
 この連銀のタカ派姿勢を気にして、市場からは強気人気が薄れて相場は伸び悩んだ。このままインフレが続けば、連銀の金利の引き上げが続くことが懸念される。
  この日の相場を牽引したのは繊維製品、ゴム製品、非鉄金属、精密機器、不動産で、相場の人気を引っ張る人気業種ではなかった。
 一方ではハイテクなどの人気銘柄には勢いがなかった。
大引けは105円高。