ウォール街でも気迷い人気が強く方向感の明確な回答を控える向きも多い。
そのような雰囲気の中で一部のテクニカル・アナリストは「いま株を買わない手はない」と強気の見方を強調するアンリストも散見される
S&P500は第2次大戦以降の相場では年の後半は6.8%の上昇を記録している。ことしの6月末は1320であったので、昨日のS&P500の1189は売られ過ぎ。S&P社で過去の経験則を分析するサム・ストーバルの分析によると「戦後の相場で今回のような低迷相場が年末まで続いたケースが8回あったが、この場合には、先行き底入れするとその後3ヵ月間で+13.5%、同6ヵ月では+23%上昇した」。
また先に「トリトンスクエア通信」でも紹介したマッククレナン振動計という分析ツールによると今週初めの指数が大幅な低下を示し10月初めの相場の底入れ時と同じ水準になった。
ユ欧米の株価は混迷からは抜け出せない。
ーロ問題、米国議会での歳出削減問題の挫折などの材料を織り込んで相場は低迷するが、根底にはエネルギーが溜まり、底値を固めているともみられる。