足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

問題はギリシアからイタリアへ

2011-11-07 05:21:41 | 株式

先週はギリシア問題で大きく揺れ動いた世界の株価であったが、独仏の圧力も加わってギリシアのパパンドレウ首相の退陣が固まったようだ。

ただ問題はイタリアだが、今度はユーロ問題の焦点になってきた。スイスでヘッジファンドを運用するフェリクス・ズーロッフは「ユーロ問題の解決には数年はかかる」と慎重論を通している。彼は21世紀にはいってからは一貫して株式相場には慎重論で2008年に設立したヘッジファンドでも常に資金ポジションを高くしてきた。そのお陰でリーマンショックでは無傷で切り抜けた。代わりに金相場にはだれよりも早くから強気で通してきた。

金相場については当面は$1475~$1750の間で調整を続けるとみているが、先行きには依然として強気である。

現在の米国はリセッションでないとみている。経済成長は構造的に低成長にはいりしばらくは一桁台の下の方で推移するとみる。投資分野としては当面はエネルギーに注目している。

東京市場は決算発表も終幕に来た。先行きは為替が企業業績の行方を左右するという構図は変わらない。

当面は個別銘柄の物色の展開が続くが内需関連が中心になる。

なかでも先週のグリー(3632)の決算発表で確認されたようにSNSゲーム関連が人気の中心になる。関連株への投資の幅を広げていきたい。