足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

世紀の材料が出てくる

2009-06-28 11:19:24 | 株式

先週末、米国で温暖化対策法が下院で可決された。賛成219対反対212と僅差だ。昨年10月の金融安定化法のときを思い出す。与党である民主党からも反対票が出た。

金融安定化法も世界への影響力が大きかったが、今回の法案も目先、中期、長期にわたって世界のパラダイムを変化させる法律だけに、投資家にとっては大きな注目材料だ。

「この課題はアメリカにとってまたとない好機である。これに取り組むことによって、アメリカはよみがえり、外国との交わりを深め、未来のために自己変革を遂げるだろう。アメリカはつねに、イノベーションとインスピレーション、国家の富と威信の確保、膨大な利益の追求と重大な問題への取り組みを組み合わせるとき、もっとも力を発揮し、もっとも影響力を及ぼしてきた」(トーマス・フリードマン著「グリーン革命」伏見威蕃訳・日本経済新聞社)。

これから法案は上院で審議されるが、多少の修正はあっても後戻りはない。オバマ大統領は世紀の大仕事に国をあげて取り組み、世界を牽引していく。投資コストがイノベーションを呼び、IT革命に匹敵する新技術を生み出すだろう。

株式投資にとっても未知の材料が飛び出すし、伝統的な企業が成長企業に変貌するチャンスでもある。

日本ガイシ(5333)に注目を始めたい。

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