ウォール街はようやく落ち着きを取り戻してきた。
こえまでの地政学リスクから、相場分析の基本であるファンダメンタル、テクニカルにも目を向けていた。
S&P500は昨年3月の安値666から2倍になった(先週末・13430.01)。
「ここは当然、一休みするところ」という気分が今週は日増しに強まっていた。この調整局面は1月から予想する向きも出てきたが、「買いエネルギー」が強く、これまで出遅れていた個人投資家の資金が相場の基調を支えてきた。
第4四半期の企業業績の好調も加わった。
どこまで調整局面が続くか?
昨年の例からすると10%押しを見る向きもある(S&P500で1200付近)。専門家によると次の相場の下値の支持線が1275にあるという。
年初の今年のS&P500の目標値のコンセンサスは1450である。息の長い相場展開のためぬは先を急がない方がよい。
東京市場も今回の調整で日経平均の25日移動平均の乖離率はマイナスになった。調整完了にはいまだ程遠い水準である。