足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

行動経済学の相場観・・・底入れ近い

2011-10-11 07:32:12 | 株式

月曜日の東京市場が休んでいる間に海外株は動いた。

独仏が先頭に立ってユーロ圏の銀行の資本補強に公的支援を差し伸べる方向で進んでいる。2008~2009年のリーマンショック時に米国政府がとった政策である。即効性がある政策でリーママンショックは、株式市場のサイドからみると約6ヵ月で立ち直った。

月曜日のウォール街は金融株が先導して8月以来の上昇になった。

ウォール街では行動経済学を投資戦略に利用する動きが出てきている。最近、機関投資家の間では目立ってきた。このことは先週来、本欄で書いてきた。日本では本格的な研究は未開拓なので、くどいようであるが今回も書く。

この分野でいち早くその有効性を主張し運用面に生かし同時に投資情報を提供しているロイトホールド・ウィデン・キャピタルである。心理学と経済学の融合による経済理論であるが、この分野ではノーベル賞を受賞したダニエル・カーネマン(プリストン大学教授)が有名。

ルートホールドは米国の過去の相場の膨大なデータベースの分類化をおこない、それを投資戦略に利用してきた。

今回の相場は景気循環による下落相場ではなく、非経済的要因による弱気相場とみている。相場の循環には経済的要因と非経済的要因がある。

ロイトホールドの分析チームでは「年内に現在の相場は底入れすると」とみている。

消費関連でカルビー(2224)に注目したい。