足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

世界の中央銀行が動く

2020-02-07 16:05:46 | 投資戦略
投資会社ロイトホルト・グループのジム・ポールソンは「相場は本格的な上昇相場いりした。景気の上昇と企業業績の回復が材料だ。現在、インフレは問題ではない。一時的に横ばいになっても市場が過剰に反応することはない。
景気のかべに懸念する向きもあるが、停滞は一時的で終わり上昇基調は継続する」と強気である。製造業指数は上離れし、消費者信頼感指数は上昇。
パウエル連銀議長は追加利下げの機を慎重にうかがっている。コロナウイルス問題が発生し景気に停滞の兆しもみられるが、今のところ問題はない。ただ、先行きに唯一の問題材料はインフレ再燃だが、製造業指数は好調、低失業率、工場受注の回復がみられる。
ウイルス問題の波及の影響が想定以上になれば、世界の中央銀行は一斉に金融緩和政策に乗り出すことは確実であると、パウエル議長はエコノミストの先陣を切って強気の見通しを発表した。
先頭に踊り出たのは中国の中央銀行で、週初め市場に流動性220億ドルの供給をいち早く決定した。
いまのところ静観しているのは米連銀で、利下げの発表は時間の問題というのが市場のコンセンサスである。
世界の中央銀行の金融緩和の姿勢が、相場に明確に織り込まれ始めた
先行をはじめた世界の株価が物語っている。
これまでの歴史が物語るように相場は上昇トレンドいりし