足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

ソロスの人気を肩がわり・・・・レイ・ダリオ(ブリッジ・ウォータ)

2019-11-25 16:09:56 | 投資戦略
かつてのジョージ・ソロスの人気を超えて、いまやヘッジファンドの世界でその存在観に大きな関心を集め始めているのがブリッジウォータ・アソシエーツである。
創業者の一人はレイ・ダリオだ。
その行動にはなやかさはないが、最近はウォール街でもその運用動向に大きな関心があつまっている。
先週末、ウォール・ストリートジャーナル紙は「ブリッジウォータ・アソシエーツが世界の株式市場で15億ドル(1500億円)空売りした」と報じた。
ブリッジウォータではすぐに否定、「市場の下げを予想して空売りしたという報道が出たが間違いだ」と打ち消した。
代表者のレイ・ダリオは「われわれが相場の下落を予見して売ったという報道が流れたが間違いだ」と語った。「先行きに弱気人気を駆り立てるためのウワサにすぎない」とコメント。
市場では最近、ブリッジウォータの動向に注目度が高まっており、特にレイ・ダリオがヘッジファンドの人気運用者の柱的な存在になってきた。
ウワサでは運用資産のわずか1%分を売り立てしただけだが、投資家はその運用に大きな関心を持つようになってきた。
ウワサを流したレポートでは「プットオプションを購入したが運用資産のわずか1%である。代表者のレイ・ダリオは「相場の先行きに弱気になったわけでない」と語っており、相場観には変はない」ことを強調した。
ただこれまで楽観的であった投資家が中立的な見方に転換しはじめたことには注目しなければならない。