足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

ソロスの成果がトップ・・・今週の大物IPO登場

2014-02-11 09:31:55 | 株式

 日本時間の今夜、米連銀の新議長イエーレンが米下院の公聴会に出席する。就任後、初めてだけにウォール街の関心はその内容に集まる。バーナンキ前議長の路線を引き継ぐことには間違いはないが、景気の温度をみるのに雇用市場を重要視するだけに、最近の米国の不透明な雇用動向にどのような解釈を出すか?

 昨日のウォール街ではヘッジファンドの雄であるジョージ・ソロスの2013年の成果に関心が集まった。現在は実質的には第一線を引退して運用はおもに外部に委ねているが、ここぞというときはマクロ運用面では彼自身が動いている。2013年の年間のパフォーマンスは+30%近い利益を上げ市場平均を上回った。ただかつてのように市場を動かすような運用は行わない。

 業界では昨年は一部のアクティビストの活躍が話題になったが、ヘッジファンド業界には他には大きな話題はなかった。

 現在のウォール街での相場に関しての議論は現在のS&P500が、近く1900に進むのか、1600まで逆戻りするのかにある。2009年以来、5年間の続騰だけに、慎重派も根強い。

 昨日の東京市場はことしに入ってから押さえつけられてきた上昇エネルギーが噴き上げた感じだ。大型株も新興市場の銘柄も一斉に反発した。特に昨年11~12月に異常高したIPO銘柄も反騰した。個人投資家の健在ぶりを実証した。

 今週は木曜日にバイオ関連のアクセラ・インク(4589・マ)が公開される。市場からの吸収資金が190億円と大物の公開である。