ウォール街はまちまちの動き。
これまでの上昇相場の牽引役であったダウ平均、S&P500は小幅安になったが、史上最高値に到いていないナスダック指数には下値抵抗があり小幅高で引けた。
ウォール街では今週にはいって第4四半期の決算発表が始まり大手金融株のバンク・オブ・アメリカ(BAC)の利益(第4四半期)が前年比で4倍になり株価が急騰した。リーマンショック時は危機に直面し、ウォーレン・バフェットが優先株とワラントの購入で救いの手を出し業績の本格的な回復が本物になってきた。
さて、これまでのNY株の上昇で市場の一部には過熱感を気にする向きも出てきた。長期的なトレンドには変化はないが、短期的には相場がどこで調整局面にはいっても理屈のつく段階には入っている。
一方、東京市場では来週から第3四半期の決算発表が始まる。今日の日経新聞にはTDK(6762)の決算についての報道があった。かつては外人投資家好みの代表的な株であったが、最近はあまり話題にはならなかった。
業績は過去2回のリストラが効を奏して収益力がついてきたほか、為替レートはドル=90円、ユーロ=118円で第3四期~第4四期の予想を立てている。この面だけでも利益は大きく上ぶれする。
このようなハイテク企業が多い。東京市場でもファンダメンタル面からウォール街と同じようにハイテクが買われる局面にきている。