足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

ことしの焦点は米ナスダック市場

2014-01-08 07:44:03 | 株式

 新年になってもウォール街の相場の強さは健在である。

 今週から米国では世界最大のエレクトロクス・ショー(CES)が米ラスベガスで始まったが、世界経済の底入れからことしのショーの人気は高い。

 われわれの最大の関心事はNYダウ平均、S&P500の史上最高値の列から離れ、これまでは市場全体に遅れてきたナスダック指数だ。2000年の史上最高5048(昨日の引け値は4153)に向けて静かに動き始めたことだ。エレクトロニクス・ショーの基調講演にヤフーのCEOマリー・メイヤーが選ばれ講演する。ヤフーに出番がきたことに注目したい。メイヤーはグーグルの創業メンバーの一人であったが、世界最大のネット株になったいま、新しい挑戦の場を求めてヤフー入りした。

 

東京市場は年初から冷や水を浴びせられたが、この種の調整は先行きにもしばしば出現するだろう。世界の株価はスーパーブル・サイクルに向けて離陸したいま、前向きの姿勢で上昇相場に乗って行きたい。

 年末に注目した小野薬品(4528)の人気が温まってきた。売買代金をみると、まだ人気化したとは言えない水準で、ことし1年間を照準に考えていきたい。

 昨日は最近、公開された新興市場でのシグマクシス(6088)の株価がわれわれの理論株価を突き抜けた。昨年11~12月の公開銘柄では内容面ではもっと高く評価できた。

 今後のIPO(新規公開)の銘柄選択に、われわれの分析ツールに自信がもてた。