バイロン・ウイン(ブラックストーン・投資顧問副会長)が恒例の「ビックリ10大予想」を発表した。
① S&P500は年末には+20%上昇して終わる(現在1826)
② 米国のGDPは+3%、失業率は6%になる。
③ ドル高でヨーロッパ、日本が好影響を受ける。
④ アベノミクスで日経平均は18,000円台になる(現在15,708円)。
⑤ 中国の設備投資が+6%になるが株価は不振。
⑥ エマージンング市場は韓国。メキシコ以外は下落。
⑦ 石油価格は$110(現在は%94)。
⑧ エマージング諸国の消費回復で農産物価格は上昇。
⑨ 米国ではインフレ懸念が台頭し、国債金利は(現在2.96%)
⑩ オバマ医療改革は成立し、中間選挙では民主党が上、下院ともに過半を握る。
以上がことしの「ビッグサプライズ予想」であるが、例年に比べ大きな意外性はみられない。
むしろウォール街のストラティジストでの相場の先行きへの強気見通しにビックリが多く、相場は10年以上続くスーパブルサイクルの半ばという見通しに引きつけられる。
日米とも昨年末の強気人気がしぼんでいるが、理想的な調整局面である。
個々の物色銘柄を探す時期だ。
昨年末のIPO銘柄の人気は萎んできた。ただ2~3銘柄には人気が残る。
中小型、新興市場のインターネット関連に注目したい。