懸念されたユーロ問題であるが、この日のNY株は景気指標の好調と住宅金融の借換え策を好感してハイテク、金融株が上昇しS&P500とナスダック指数が相場をけん引した。昨年来、有望業種として注目されてきたセクターの上昇は市場の雰囲気を明るくした。
バイロン・ウィン(ブラックストーン・グループ)の「びっくり10大予想」を発表した。
3分1の確率で起こる可能性のある予想を選んだが、彼は「確率は50%ある」と主張している。ことしの10大予想は次の通り。
① 原油は$85以下になる
② S&P500は1400を超える
③ 米GDPは+3%超、失業率は8%以下になる
④ オバマ大統領はロムニー候補を破り再選される
⑤ ユーロ問題は解決され、銀行の破たんは回避
⑥ コンピュータのハッカーが主要金融機関を攻撃
⑦ スカンジナビア、オーストラリア、シンガポール、韓国の通貨が買われる
⑧ 米国は向こう10年間で1兆2000億ドルの財政赤字を削減する
⑨ シリアのアサド首相は辞任に追い込まれる
⑩ 中国、インド、ブラジルの株価は15~20%上がる
いずれも投資家にとっては明るい予想だ。彼のいう50%以上の確率で実現することを願いたい。