米連銀の2日間のFOMCが終了、バーンナンキ議長が今回から公表を始めた政策金利の方向性に株価が反応した。2013年までは現在の低金利政策を継続するという内容に市場はポジティブ・サプライズの反応をした。
市場にフレンドリーなバーンナンキ議長の行動は、実弾を使わずにウォール街を前向きに誘導するという心理的な効果は見事なものである。
先週のNYダウの4連騰で週末の株価はあと100ドルでリーマンショック直前と顔合わせすることが期待されたが、今週の最初2日間は下落し、期待は遠のいていた。しかし昨日の反騰であと66ドルまで迫った。
ギリシア債務問題が落ち着けばリーマンショック前の水準を抜くのも時間の問題。
東京市場は円安を好感して輸出関連株が相場のリード役になった。最近は富士フイルム、横河ブリッジ、コマツ、ファナック、東京エレクトロン、伊藤忠商事などの戻りが大きかったが、これらの銘柄の押し目を狙う作戦をとりたい。
円相場が80円台乗せの実現も現実味が出てきた。