足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

北朝鮮問題よりユーロに懸念が続く

2011-12-20 07:58:39 | 株式

北朝鮮の金正日総書記の死去、ユーロ問題の2つの悪材料が世界の株価に影響したが、北朝鮮問題は韓国株には大きな影響を与えたものの、その他の市場への波及は限定的であった。

それよりもECB(欧州中央銀行)のドラギ総裁の景気見通しの慎重な発言の方にNY市場は反応した。

世界の相場にはユーロ問題が最大の懸念材料である。米国ではバンク・オブ・アメリカを先頭に大手行が軒並み売り込まれた。今週末はクリスマスで本来ならサンタクロース・ラリーが期待されるところだが、投資家の資金は市場外に待機したまま。

東京市場では本日、2銘柄が公開される。新田ゼラチン(4977)、カイオムバイオサイエンス(4583)。

先週は話題のIPOであるネクソン(3659)、ダブルスコープ(6619)が不発に終わり新規公開への熱気は極端に冷え切っている。

本日公開の2銘柄の市場からの吸収資金はそれぞれ20億円を超える。最近の市場では10億円超の銘柄にはなかなか人気がつき難い。

一つの戦略は人気がつかず株価が下落するようなら、目先的には狙うのもひとつの戦略である。最近では日本管理センター(3276)が公開時は不振であったが、その後、短期間に2倍になった。