ウォール街はクリスマスの連休を控えて有力な投資家はデスクを離れた。
しかし相場は閑散ななかでも底堅い動きだ。
2011年の相場展望は明るい。大半のストラテキジストは強気だ。ゴールマン・サックスは新年のS&P500の目標値をS&P500で1450(昨日の引け値1256)と強気だ。また最近、機関投資家の間で人気のあるジェームズ・ポールソン(ウェルズ・キャピタル)も1425としている。両者の強気の背景は企業収益の上昇で新年の1株利益についてゴールドマンは
$94、ポールソンは$95とみている(2010年は$85予想)。
2010年の初めと異なり景気のダブルディップ論も見られない。
気になる材料は引き続きヨーロッパでの金融不安で、地元のヨーロッパのヘッジファンドには、2010年のようにこれまで話題に上がっている国で問題が起こるとみることだ。
さて12月初めにウォール街で公開され人気を集めた中国のインターネット株2銘柄の株価が、一時は大きく反動安をしたが立ち直ってきた。米国のAkamai(AKAM)と同じビジネスのYouku(YOUKU)は高値$43に対して$30まで下落していたが、昨日は$34。またアマゾン・コム(AMZN)と同じビジネスのDangDang(DANG)は$22まで下げていたが同$28まで反発してきた。
新年の有望株として注目したい。