ウォーレン・バフェトの経営するバークシア・ハザウェイ(BKB)が1月21日に株式を50対1に分割したが、今週からS&P500銘柄に採用される。
米国を代表する企業であるが、これまではA株とB株が売買されていた。A株は1株が10万ドル以上、30分の1の権利のB株でさえ3000ドル以上の株価で売買は機関投資家かごくわずかの富裕層に限られていた。
先月21日にはB株を50分の1に分割し、一般、個人投資家でも投資の対象になるような株価になった。分割の前日の株価を基準にすると$66。
分割以来、市場でも投資対象としての人気が高まり、先週末は$77.65で引けた。インデック・ファンドが新しく組み入れ始めたので、株価が上昇した。
1965年に現在の形態のバークシア・ハザウェイにしてから株価は4000倍以上になるという驚異的なパフォーマンスをあげた。
最近はヘッジファンドなども組み入れ、組み入れ銘柄のトップに顔を出すというケースもみられた。
これからB株は個人投資家の間でも人気銘柄として売買されるだろう。
これまでは長期的にはインデックスを上回る成果をあげてきた。
バフェットという天才的な投資家が育てた企業であるが、問題は彼の年齢が79歳と高齢であることだ。株主総会ではここ数年、いつも話題になるのが後継者問題。彼は「いつでも後継者が選ばれるようになっている」としている。
米国株のシンボル的な存在だけに、われわれも投資対象として注目したい。