相場は大きく下落したが、そんななかで注目されるのは本日,IPO(新規公開)したサニーサイドアップ(2180・HC)の動きであった。
公開価格2,800円に対して初値は2,760円で寄付いた。
IPO価格を割れたが、それが本日の底値になり、結局、引けはストップ高の3,160円。初値比で+400円。
引けは15万2200株の買い物を残した。
株価の動きをみていると、「IPO人気の復活か?」と思いたくなる。
アスリートやスペシヤリストを広告・宣伝に斡旋するマネジメント事業のほか、商品・サービスのセールス・プロモーション、インターネット・携帯電話のコンテンツの提供などを行う。
別に取り立ててユニークなビジネスではないが、アスリートにはオリンピックの金メダリスト北島庸介、サッカーの田中英寿などと契約している点は人気要因ではある。
それよりもわれわれがIPO銘柄の評価に利用してきた理論株価で、この銘柄の理論株価を計算すると8,000円が出た。
新興市場の人気が全くないときだけに、「理論株価での評価は有効でない」と「トリトンスクエア通信」では書いたが、間違った。
本日の人気をみていると、IPO株の人気に一筋の光が出てきたのか?
今月はあと2銘柄が公開されるが、その人気も注意をもってみたい。