足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

コンシューマー・エレクトロニクス・ショウからのヒント

2005-01-10 18:17:07 | 株式
先週の木曜日(6日)から、米ラスベガスで恒例のコンシューマー・エレクトロニクス・ショウ(ICES)が開かれ、9日(日)に4日間の幕を閉じた。世界中から家電製品メーカーなど2500社が出展、10万人が訪れた。
「ことしは革新的な製品はなかったが、これまでの人気商品にさらに新しい進歩が見られた」というのが、専門家の評価。
大型画面のTV、DVDとMP3(アップルのiPodなど)、携帯端末、安くなったデジカメなどが注目商品。その中で特に目を引いたのがソニーの携帯ゲーム機器の「PSP」である。日本では12月に先行発売、米国でも近く販売する。これまでの任天堂の携帯ゲームの延長線上ではなく、全く新しいコンセプトの商品として期待された。「この種の商品は専用機というより、スイスのアーミー・ナイフのように多機能化を狙う」という印象を持った専門家が多かった。2000年のITバブル崩壊後、ソニーらしさが全く見られなかったが、今年のソニーの動きに期待する向きは多い。それに対してマイクロソフトがどう対抗するか?かつてはGEを追い抜いて世界最大の時価総額を誇ったが、現在はエクソンにも追い抜かれ第3位にすべり落ちた。わたしと同じように、同社の反撃に期待するファンは多い。
われわれの関心はソニー(6758・東1)だ。これまで全体の相場の動きに大きく立ち遅れてきたが、昨年12月10日の日経平均の底入れと共に、上昇局面では全体の相場と同じようなトレンドをたどり始めた。ソニーが復活するならば、そこから有望株の選択についてのさまざまなアイディア(発想)のヒントが生まれてくる。