ZENZAIMU(全財務公式ブログ)

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組織拡大は「自分事」の意識で

2010-05-31 01:51:50 | 日記
非公式ブログでは、しばしばその暴君ぶりをご紹介してきた阿久根市の竹原市長ですが、今回は市議会や労働組合に何ら説明を行うことなく、職員の期末手当を約3分の1に減額する条例を、専決処分したという暴挙に打って出ました。(こちら
どうして今まで、こういう人が市長で居続けられているのか不思議でなりませんが、少なくとも公務員にスト権も含めた労働基本権が与えられていれば、こういった事態は起こらなかったのでは、と思ったところです。そういった意味からも、早期にスト権まで含めた労働基本権が確立される必要があると考えています。

労働基本権といえば、先週木曜日(27日)、公務労協の自律的労使関係学習会が都内で開催され、全財務からは中央本部役員と各地本書記長を中心とする皆さんに参加いただきました。参加いただいた皆さん、また前日遅くまで意見交換会にお付き合いいただいた皆さん、ありがとうございました。

学習会は、①民間労組の労使交渉と組織拡大の取り組み、②労使関係制度検討委員会報告と自律的労使関係確立に向けた課題、という2つの講義と、それを受けてのグループ討議という構成で行われたわけですが、詳細については、後日機関紙にてお知らせする予定であることから、このブログでの記載は省略させていただくことをお許しいただければと思います。

今回の学習会で、おそらく多くの方の印象に残った言葉は、前半の講義を担当された連合中央アドバイザーの田島氏がおっしゃった「組織拡大で必要なのはリーダーが本気になること」「(組織拡大の)困難性を挙げればキリがない。可能性を見つける努力を!」という言葉ではなかったかと思います。

この言葉を聞いて、7~8年前に熊本市で開催された竹中平蔵氏の講演会において、氏が繰り返し言っていたある言葉を思い出しました。それは「パッション」「戦略は細部に宿る」という2つの言葉で、改革を実現するにはこの2つが必要であるということを言っていたと記憶しています。

パッションとは「情熱=リーダーの情熱」のことで、情熱を持たないリーダーには誰もついてこない、ということでした。そして、改革の実現には「パッション」だけではダメで「戦略」が必要であると言っていましたが、その「戦略」については、打ち出の小槌のようにひとつの飛び抜けたアイデアがあるというのではなく、ごく当たり前の小さなことの積み上げでしかない、ということでした。

話を学習会に戻して・・・、講義の後のグループ討議では、各構成組織の参加者から、組織低下に歯止めがかからない現状等についてたくさんの報告が寄せられましたが、私自身、あらためて「他組織の組織率低下は決して他人事ではなく、国公全体の観点で捉えると、むしろ自分事として取り組まなければならない」「他組織の組織率低下は、自らの労働条件の低下につながる」と認識したところです。

現在、各地本を通じて、労働基本権の回復を見据えた組織拡大に取り組んでいただいていますが、各級機関の皆さんには、中央本部では計り知れないご負担をお願いしていることと思います。そういう大変な状況にあることは重々承知していますが、今回の学習会で得た教訓を踏まえて、全財務の組織拡大だけではなく、仲間である財務職組の組織拡大、そして金融庁職組の活動再開に向けた支援に最大限のご協力をいただきますよう、再度お願いするところです。(Nagano)

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