ZENZAIMU(全財務公式ブログ)

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人生100年?

2017-12-22 23:55:42 | 主張

本日、平成30年度予算政府案が閣議決定されました。ポイントの一つは「人づくり革命」。「⼈⽣100年時代」を⾒据え、⼈への投資を拡充するというものです。

 人生100年… 政府の「人生100年時代構想会議」にも有識者議員として加わるリンダ・グラットン氏の著書『LIFE SHIFT ~100年時代の人生戦略~』が由来かと思います。このベストセラー『LIFE SHIFT』は非常に示唆に富んでおり、読後には価値観や将来の考え方を見つめ直すきっかけとなったことから、簡単にポイントをご紹介します。

  • 2007年に日本で生まれた子供は、107歳まで生きる可能性が50%
  • 現役時代に所得の10%を貯蓄、引退後は最終所得の50%相当の資金で100歳まで毎年暮らすには、80代まで働く必要
  • 長寿を恩恵とするためには、従来の人生の3ステージ(教育⇒仕事⇒引退)からの多様化が必要
  • 長寿を恩恵とするためには、有形資産(家や現金など)だけでなく無形資産(スキル、知識、人間関係、健康など)がより重要に

これまで漠然と「80代後半くらいまで長生きできれば良い人生かなぁ~」くらいに思っていたところでの「人生100年時代」。いやいや、100歳まではちょっと想定していなかったなぁ… なんだか遠い遠い将来が急にリアルに感じられ、焦りが… 今の自分・今の働き方・今の時間やお金の使い方で将来大丈夫かな…?

人生100年時代を見据えた「人づくり革命」や現在進められている人口減少を背景とした「働き方改革」などは、私たち現役世代の将来に関わるものであり、私たちが「当事者」なんですよね。正直なところ、組合役員を務めさせているにも関わらず、現在の65歳定年延長や退職金引き下げの議論など今の自分に直接影響しないような将来のことに対してはついつい「当事者」としての意識が薄くなり、どこか「他人事」に感じていた部分がありました。

これからは「人づくり革命」「働き方改革」など様々な改革が進められ、個人個人の働き方やライフスタイル、価値観など多様化していくことでしょう。そんな中で労働組合が担う役割は、非常に難しくも・重要なものになっていくのではないかと感じています。

2018年は、当事者意識を持って・将来のためにも、組合活動をはじめ公私ともに様々なことに積極的に取り組む1年にしたいと思います!まずは、無形資産である人間関係を大事にするためにも、(大好きな)飲ミュニケーションから始めようかな♪

  【北海道 hoso】