ZENZAIMU(全財務公式ブログ)

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地方紙に見る報道のあり方。

2016-01-22 23:59:50 | 主張

1月も下旬となると、年末年始の記憶も薄れる頃です。

今年の年始は、国会開会が1月4日だったこともあり、慌ただしかったことを覚えています。

 

1月2日の午後9時の飛行機で、新千歳空港から羽田空港へ。

 

・・・と、思ったら、なんと130分遅れでの出発となりました(公式には)。

羽田空港に着いたのは、午前1時。

その原因について、当日の新千歳空港内でのアナウンスは「雪の影響」「ご搭乗手続きの遅れ」などと言ってました。

後日の北海道新聞の報道を見た妻から聞いたところ、午前中の便で「操縦の誤りがあった(管制が承認した高度を守らなかった)ために操縦士たちが勤務を外れた、のが原因だそうです。

 

 

 

 

あー。

 

正しい判断ではありますが、当日のアナウンスは嘘だったんだよなー。

 

 

 

北海道新聞、ちゃんと報道したじゃない!と思ったところでいろいろ追加で思いました。

東日本大震災に伴う原発事故のあと、幾人かテレビに出ていた方が亡くなっています。

その死因を報道した新聞は福島民報でした。

中央紙は、死因を報道していませんでした。

地方紙の方々は横の連携を取っていろいろと活動されているとの話ももれ伺いました。

 

事実は地方紙にあり(100%かどうかは知りませんが)。

 

というか、中央紙に事実なし(ゼロではないけど)。

 

いま、報道のあり方が問われているなぁ、と特に感じます。

ニュース解説のテレビ番組では、アメリカ大統領の日本初訪問が遅れた理由を、これまでと違う切り口で説明していました。

献金疑惑の報道も、これまでとは違い及び腰と思わざるを得ない状況です。

 

うすうすどころか、はっきりと感じている「圧力」的なものを、見逃してはいけないのです。

 

いま、「アメリカ大統領と戦争」という本を読み返しています。

国際協調から単独行動へとシフトし、時刻攻撃の懸念で行う「予防戦争」を、危急存亡の事態があるとして行う「先制攻撃」と言い換え、今日に続く紛争、混乱、テロを引き起こすまでに至ったアメリカの経緯と危険性を指摘した本です。

 

日本は、大丈夫でしょうか。

 

 

(たむら・まさかず)