またまた、池谷先生の本からです。
内容すごくいいです。
さて、女性の直感は、言葉以外からのものが強く、男性は言葉を重要視するとのこと。
その勘というのは、脳で言えば,基底核というところが働いているそうです。
この、基底核は、やり方をつかさどるところ。
つまり、歩く、ピアノを弾く、自転車に乗る、箸を持つといった、ある程度練習をして、その後、無意識で出来るようになることをするところだそうです。
ですから、訓練で膨大な計算をすることによって、かなり正確な答えを出すようになる。
そういうところなのだそうです。
そして、この基底核は、大人になっても、成長すると。
前頭葉も、成長するそうです。
このことは、10年ぐらい前にようやく分かったとのこと、
さらに、
驚いたことに、サブリミナル効果もここが関わっているそうです。
先生は、このような事柄から、将棋のプロの人の事を例にあげておられます。
プロは、何度も何度も経験を重ねてますが、そういう人が、試合中は、次の一手は
これを指したら勝てる、という確信が生まれるそうです。
凡人が、このようなことをしても、ただの、あてずっぽうですけどね・・・
やはり、そうとうの訓練をしてそのうえで、基底核が膨大な計算をして無意識の中で答えを出していると、それが、「勘」ではないかとおっしゃられています。