たまにはぼそっと

ふと思いついたことをボソッと書いてみます。

ヤコブソン器官

2012-04-02 08:42:26 | 生物

いきなり引用です

***************** 

嗅覚神経系とは完全に独立した神経系に属します。

 また、ヤコブソン器官は、フェロモンの感知に関して非常に重要な器官であるこ
 とが分っています。

 そして、このヤコブソン器官は犬、猫、ハムスター、ヘビ、など、ほとんどの動物
 に存在しますが鳥類にはありません。

人はどうかというと昔はあったようだが現
 在は、退化しているというのが定説だそうです

*******************

ところが、動的平衡  福岡伸一 著  では、電子顕微鏡で細胞を調べた人がいて

ちゃんと細胞レベルで存在し、神経も伸びていて機能している可能性が出てきたそうです

やはり、人はフェロモンを感じてるようです

うん?

なにをいまさらいってるんだ?

そう思う人も多いのでは?

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動的平衡2

2012-03-05 06:30:25 | 生物
動的平衡2 福岡伸一著



さっそく、買ってきました

まだ、数ページ読んだだけです

でも、以前ここで取り上げたことのある、「植物は、3代から8代くらいで

その環境に適した性質を持つようになる」ということの裏づけみたいなことが書いてある


あれ?そのことここのブログには書いてないみたい・・・失礼!

後日、取り上げます


福岡伸一さんの本では、DNAは音楽で言えば譜面みたいなもので、演奏の仕方で

違いは出てくるものということを言っておられる


植物にたとえるとこういうことだろうと思う。

つまり、温度のことを見てみると、高温に対処する性質、低温に強い性質を

すでに持っていて、環境でどのスイッチをONにするかが決まってくる

その性質を、代を重ねるにしたがって強く受け継ぐようになる

だから、自家受粉を、続けると数代でその土地に適した性質の植物になる

つまり、野菜で言うと、郷土野菜ということなんです

おいらは、おおいに納得した

環境で、DNAが変わるわけじゃないと思うと、感覚的にピッタリと来る

さて、時間です

今日も、元気に仕事しよう。。。
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DNAの修復

2012-01-18 05:22:43 | 生物

原発事故の後、色々と放射線のこと、その影響のことを調べた方も多いのではないでしょうか

私も、そのうちの一人です

でも、あまりに複雑すぎて理解できない部分が多いということで、なかなか文章にできませんでした

素人の書くことですから、違ってることもあるかもしれませんけど、少しまとめてみます

ちょうど、池田信夫さんという方がなぜ放射線で癌になるのか 
という、事を書いていらっしゃるのでそれに沿って書いてみようと思います




まず、放射線は何をするかというと、DNAを傷つけます

でも、何も無くても、DNA分子の損傷は1日1細胞あたり最大50万回程度発生するといわれます

その原因は、正常な代謝活動に伴うもの(DNAポリメラーゼによるDNA複製ミス)と

環境要因によるもの(紫外線など)放射線は、これにあたりますね


ですから、生物はそれに対していくつもの防御策を持っているようです


まず、放射線によるDNAの損傷は、DNAが直接放射線により切断されることと、

DNAの周囲にある水分子などがイオン化しその結果生じた活性酸素が間接的にDNAを攻撃することで損傷が生じること。

その比はおおよそ直接:間接 = 1:3 だそうです

活性酸素については、これを封じ込める酵素というものがあります

たしか、SODとかいうものだったと記憶してますけど、それについてはまた、別の機会に書いてみたいと思います


ここに、ひとつの資料があります

**********************

1Gyのγ線が照射された細胞中(=1Sv照射)に生じる修復数だと思いますが

 DNA塩基の化学的変異 ~3000 (これが、活性酸素が及ぼす影響と思います)

DNAの1本鎖切断 1000

 DNAの2重鎖切断 40

*************************

DNAの1本鎖切断の場合は、もう一方の鎖からコピーをして、復元するのだそうです

互いに、くっつく相手が決まってるのでそれができるんです

でも、DNAの2重鎖切断の場合、それができない。


じゃあどうするのかというと、

手っ取り早く、近くのものをコピーしてそこに埋めるということをするそうです

それって、遺伝子組み換えと同じじゃぁ?

でも、生物はすごいんです。そういう正常でないDNAを見つけて、アポトーシス(自殺)させてしまうんです。

その役割をしているのが、p53遺伝子というものだそうです。(癌抑制遺伝子の一つ)

強い放射線を浴びると、髪の毛が抜けたり、下血をする(腸の細胞がアポトーシスするため)のは、このためです

このように、何重にも防御機能を生物は持っているのですが、放射線が強いと、修復中に再度破壊されたり

修復ミスが多くなったり、異常遺伝子が多くなったりして、アポトーシスが追いつかなくなる場合があります

さらに、p53遺伝子が破壊されると、当然アポトーシスは出来ません。

すると、その部分ががん化するのだそうです

放射線の強いところにいた人は、少ない場所に行って体を休めるとよいというのは、このことだと思います

p53の働きを強めるにはどうしたらよいかについてはまだ、調べてません

体調が悪いときには、働きが弱くなるのだろうか?


余談ですが、細胞の中にあるミトコンドリアの遺伝子は、

通常あるヒストンという仕組みで守られていないので損傷を受けやすいんです

興味あるのは、百歳以上の日本人は、ミトコンドリアの遺伝子型はDNA損傷を受けにくい型のものが一般的であるそうです。

どういう型なのか、まだ調べてませんがこれも興味ありますね。

さて、時間もなくなりました。

今日はこれまで。
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ネアンデルタール人

2012-01-13 07:53:01 | 生物
半年か一年ぐらい前だったか、人類のDNAに、ネアンデルタール人の物が

1パーセントから4パーセントぐらい含まれているということが分かった

というユースを見たことがある。

そのことについて、池谷祐二先生が少し詳しくおっしゃっておられます

まず、人類はアフリカで生まれます

その後、今から10万年ぐらい前にアフリカから、ヨーロッパ、アジアに

出て行くんです。

でも、ネアンデルタール人は50万年前にアフリカから出ているそうなんです

人より早い時期から渡ってるんですね


ヨーロッパに渡った人がその後、ネアンデルタール人と交雑するのですけど

ネアンデルタール人には、人のミトコンドリアDNAが見られないそうです

ミトコンドリアは、母系遺伝ですので母方からしか遺伝しません

ということは、ひとの女性とネアンデルタール人の男性との交配しかなかった

と、言うことになるんです

つまり、人の女性はネアンデルタール人に襲われたけど、ネアンデルタール人の女性を

襲う人の男性はいなかった・・・ということになるんじゃないかなと言うこと。

このことは、これぐらいにしておきましょう。



とすると、人の純粋種は、黒人でそれ以外の白人、黄色人種は雑種なんだそうな

ここで、面白いのは、その混血の子供を仲間と認めた社会があったということですね

DNAが、残ってるということは、その後、結婚もしたということなんですね


ネアンデルタール人については、以前調べたけど、

どうも、骨格が違うため発音がコミュニケーションをとるだけの

能力がなかったらしく、それが原因で絶滅したらしいという話を聞いたことがある


それと、食料として、人に飼われていたかもしれないという報告もあった記憶です


その一方で、遺体には花をそえて、埋葬することもしたそうなんで、

その、実体にはなかなか迫れずに、余計混乱してしまいます

そのほうが、ロマンがあっていいかもね。


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なまこ

2011-05-31 10:27:50 | 生物
少し時間が取れるようになりました

まだ、本を読む時間は充分ではありませんが、図書館で少し本を読んできました


世界で最初に海鼠(ナマコ)を食べた人は誰か?

そういうことが書かれた本を読んだ

それには、おそらく中国人で、囚人に最初食べさせて異常がなかったら

家来に食べさせて、そして偉い人がたべるということが書かれていた

机以外は何でも食べるそうだからね、あの国は


歴史は古いようです。日本ではこのような伝説が

********


>712年に編纂された日本最古の歴史書である『古事記』にその記述が見える。天孫降臨の際、アメノウズメ(猿女君の始祖)が魚たちを集め「神の御子に仕えるか」と問うたとき、ナマコだけが答えなかった。怒ったアメノウズメは小刀でナマコの口を裂いた

*****

まあ、これが食べた理由にはならんけどね

それに、なまこ・・・海鼠・・・海のねずみ・・・


でも、おいしいよね  歯ざわりがいい

それから、いま、ふと思ったけど

このわた・・・これって・・・ひょっとすると・・・

調べてみよう


出ました

やはり

引用です

*******************

このわた(海鼠腸)は、ナマコの腸(はらわた)の塩辛である。寒中に製した、また腸の長いものが良品であるとされる。尾張徳川家が師崎のこのわたを徳川将軍家に献上したことで知られ、ウニ、からすみ(ボラの卵巣)と並んで日本三大珍味の一つに数えられる。

*****************

これも、うまいよね・・・珍味か・・・


海だけに限って考えても、たことか、イカ最初に食ったやつとか、勇気あったなぁ。

アンコウなんか、普通食う気になるか?


もっと不思議なのは、最初に鯨捕まえて食おうとしたやつ


何考えてるんだろうね?

でも、うまい。。。
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口蹄疫

2010-05-25 04:53:27 | 生物
驚くばかりです

感染力の強さにも、驚きです

行政の対応の甘さを、最近指摘されてます

「口蹄疫は人間に感染しません。感染した肉を食べても大丈夫。」

このような思いがあったんで、たかをくくっていたと。

農家にとっては、自然災害としか言いようが無いね。

テロじゃないかと、そういううわさも流れてるし

多分違うと思うけど・・・

ワクチンがあるなら、なんで処分しなけりゃならんのだろう?

なぜ、あらかじめワクチンをうたなかったんだろう?

以前にも、流行したことがあるのにね

疑問だらけ。

人にうつらないということで、自分もどこか、他人事のような気がしますね

やはり、問題はそこにあるのかも。



この間の、新型インフルエンザとは、対応が、まったく違うと感じます。

それから、あの、新型インフルエンザは、自然に出来たものじゃなくて、研究室で

作られた可能性が高いというはなしもある。


それから、エイズウイルスは、黒人がかかる確率がすごく高いとか。


地球上には、人間が増えすぎたので、間引こうとしてるやつらがいて、

そいつらの、陰謀とかいう話もある。

映画の世界のような、そんな話ですけど、あながち嘘じゃないかも。
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蜂蜜

2010-04-30 05:40:55 | 生物
福岡伸一さんの「ルリボシカミキリの青」という本からです

なかなか面白いことがいろいろ書かれてます

その中から、蜂蜜について少し書いてみます。


蜂蜜の秘密

蜂蜜は、腐らないんですよね

最近まで知らなかった

冷蔵庫に入ってるけど、別に室温でもいいようです

蜂は、蜜を集めます

その蜂は、外勤専門で、集めてきた蜜を巣の中で働く、内勤の蜂に渡すそうです

蜜は、蜂の体内にある特別な貯蔵袋に溜め込まれるそうです

この際、蜂の消化酵素により、花から採ったさらさらの薄い砂糖水のような蜜から

ブドウ糖と果糖に分解されるそうです

さらに、内勤の蜂は、巣の中で、翅(はね)を振動させて熱を出し、その蜜を

熱と、送風で水分を蒸発させ、蜂蜜中の糖濃度は80%にもなるそうです

これが、どういう意味なのかというと、細菌がここに来ると、浸透圧で

水分を取られ、脱水症状でたちまち死滅するそうです

だから、蜂蜜は貯蔵ができるようです

すごいね。

蜂蜜って、甘いだけじゃなくってちゃんとしてるんですね。

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レトロトランスポゾン

2009-08-21 14:38:12 | 生物

通常の生物では、遺伝情報は細胞核のなかにあるDNAに保存されていて、
DNAからRNAに伝達され(転写)、
さらにタンパク質の形に変換される(遺伝子発現)
そうして、増殖します。

ところが、レトロトランスポゾンという、やつがいて、これは、
いぜん、  トランスポゾン
でも御紹介した、細胞内のゲノム上を動き回る遺伝子で、
こちらは、逆転写酵素により、RNAを鋳型としてDNAを作り、それを宿主細胞のゲノムに組み込ませることにより、自身の複製を作る性質を持ちます

ゲノム中に元の遺伝子を残しながらコピーが他の場所に入り込むため、侵入部位によっては病気の原因になることもあるそうです
ちなみに、

レトロトランスポゾンは、植物では特に多く、しばしば核 DNA の主要成分となる。例えば、トウモロコシでは、ゲノムの 80%、コムギでは、ゲノムの 90% がレトロトランスポゾンとのこと。

ヒトのゲノムDNAの少なくとも35%はレトロトランスポゾン由来であることがゲノムプロジェクトから明らかになったそうです。

そして、これは、DNAのメチル化という仕組みで、不活化の状態にあることが分かっているそうです。

(このことは、IPS細胞にも関連があるので、後に取り上げます。)

それでも、正常細胞では沈黙しているレトロトランスポゾンが活性化される可能性があります。
それががんの原因ではないか、という推測もあるとのことです。

これは、基本的には細胞の中でしか移動できません。
しかし、それが、進化して、細胞から飛び出して、別の細胞や個体に移れるようになったものが、レトロウイルスだと言われているそうです。

このあたりを、調べると、資料によって少しずつ食い違いがあるので
理解するには少し時間がかかります。

また、充分に解析されていない事柄もあるので、ここに書いてあることも
このあと、解釈が少し違ってくることもありますのであらかじめ
御了承ください。

私の、解釈の間違いもあるかもしれません   へへ;

IPS細胞に関することを、片っ端から調べています。
当分の間、このテーマが続くと思いますが、御愁傷様です・・・
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鳥が小さくなってきている

2009-08-14 05:18:30 | 生物
温暖化による、鳥の小型化の傾向があるとか。
体温を保つための必要がなくなるからだそうです。

鳥のほかにも、羊とか、ショウジョウバエのデーターもあるようです。

以下引用です

**************

「高緯度(南極に近い方)の地域に生息するショウジョウバが、20年前にもっと北(赤道に近い方)に生息していたショウジョウバエの遺伝子構成を持つようになっています。地球温暖化を考えると、理にかなったことです」とGardner博士は語っています。

**************

遺伝子構成が変わったと理解すればいいのかな?
だとすれば、生き物はやはり、環境に対して、柔軟な対応をするようです・


参考です
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iPS細胞について調べています その2

2009-08-12 14:28:39 | 生物
最先端の技術なんでなかなか理解しにくいところが、というよりそんなんばかりです。

一方、IPS細胞についてのニュースはどんどん新しいことが入ってきます。


iPS細胞の研究は日々進んでいるようです

一昨日の、ニュースです

* *********************

あらゆる組織に成長する人工多能性幹細胞(iPS細胞)の作製を、人の体内にあるがん抑制遺伝子「p53」が阻害することを、京都大学生命科学系キャリアパス形成ユニットの川村晃久特定助教らの研究チームが突き止めた。チームは、山中伸弥・京大教授が最初に開発した4種類の遺伝子を使うiPS細胞の作製法を応用し、p53の働きを抑えつつ、発がん性がない2種類だけを使って作ることにも成功した。

**********

ここで言う、4種類の遺伝子とは(Oct3/4, Sox2, c-Myc, Klf4)というもので、発がん性がない2種類というのは、そのうちの、Oct3/4, Sox2とのことです

最初は、この遺伝子をレトロウイルスというウイルスを用いて遺伝子を導入していたそうです。
この様な、遺伝子の運び屋を、「ベクター」と呼ぶそうです

 ここで問題になるのは、レトロウイルスは細胞の染色体上で場所を選ばず遺伝子を挿入してしまうことで、大事な遺伝子の途中に挿入されてしまうと、その遺伝子は破壊されてしまうそうです。


次に開発されたのは、ベクターにプラスミドを使うということです。
プラスミドとは、大腸菌などの細菌のなかにある、独立したDNAをもった器官のことで、
似たようなものには、ミトコンドリアとか葉緑素があります。

詳しくは、こちら

さらに、技術は進んでいるようですけど、


理解できません・・・あしからず・・・今回はおしまい・・・


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覚せい剤のニュースが多いですね

2009-08-08 14:20:42 | 生物
最近、覚せい剤のニュースが多いですね。
おいら、隠れ、のりピー  ファンなんだけど・・・年がいも無く・・・


薬物依存症は脳内のドパミン性神経の活動異常が原因であろうと推定さ
れているそうです。

いろいろと調べました。
ドパミンはアセチルコリンとの関係があるようです

ノックアウトマウスという、DNAの一部を欠損したネズミを使って、そのような研究をするようです。
詳しくはこちら

内容に少し触れます。

ムスカリン性アセチルコリン受容体には5種類(M1-M5)のサブタイプがあります
そのうち、M5というものを作り出さない遺伝子を持った、ノックアウトマウスを使って
試験した結果、やはり、そこが薬物依存に関係するであろうという報告があります。

このような、ノックアウトマウスという、特定のたんぱく質を作り出さない、そのたんぱく質を作り出すための遺伝子を破壊されたネズミというものは、少し前に、触れたES細胞を使って作るそうです。
今では、すでに産業化されて
いろいろな種類のノックアウトマウスの作成をしたり、販売する会社があるようです。
一匹いくらか調べましたけど、分かりませんでした。時価?でしょうか?


この、ノックアウトマウスおもしろいんで、いつか、少し詳しく書いてみようと思います。

それをいろいろと調べていたので、時間が無く、最近ここを書くのがおろそかになってます・・・


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iPS 細胞についていろいろと調べてます

2009-08-02 13:21:27 | 生物
6月23日、24日とES細胞、そしてntES 細胞について調べ始めたら
どんどんおもしろくなって、何冊か本を読み、ホ-ムページもいろいろと
見てきました。
私は、このことについては、まったくの素人ですけど、開発の手順や、考え方
開発された方たちの、情熱、未来への夢がとても興味深く感じられました。
これから、数回に分けて支離滅裂な文章になると思いますけど、おもしろそうと
思われたら、お付き合いください。

いろいろと調べていって、最終的には、iPS細胞という、京都大学山中伸弥教授が手がけられた、
人の、皮膚などの体細胞(線維芽細胞)に、少数の遺伝子を
導入し、数週間培養することによって得られる新しい多能
性幹細胞(iPS細胞)というものに行き着きました。

これは、自分の細胞を使うので、免疫の拒否反応もなく、倫理的にも問題がないものです。

日本の方が開発されたため、資料が豊富で、さらに、今現在も開発中ということにより、時間的な位置がごちゃごちゃになり、しかも、分からない事柄を調べていくうちにかなり時間がかかりました

現在は、京都大学 物質-細胞統合システム拠点iPS細胞研究センター[CiRA]というところで
開発が進められているそうです。詳しくは、こちらをご覧ください。


この、iPS細胞を調べていくうちに、そのすばらしさと、かつ、新しい技術開発
の手法にも驚きます。そして、夢があります。


まず、iPS細胞に入る前に、幹細胞について理解しなければいけないです。
詳しくは、[CiRA]にある、「幹細胞ハンドブック」http://www.icems.kyoto-u.ac.jp/cira/doc/stemcellhandbook_revised1_090527.pdf
を見てください。

以下引用です

* *************************

ES 細胞やiPS 細胞は、からだの中のどんな細
胞にでも分化することができます。この、能力のことを多能性といい、ES 細胞やiPS 細
胞はまとめて多能性幹細胞と呼ばれています。

、はヒトの皮膚などの体細胞(線維芽細胞)から作ります。私たちの皮膚などの細胞に4つの因子(Oct3/4、Sox2、Klf4、c-Myc という名前の遺伝子※)を導入して作ります。
* ***********************

細胞は、ある程度分化すると、決まった細胞にしかなれなくなります。
マウスの受精卵を例に取ると、2回分裂した、4個の細胞をばらばらにしても、それぞれがひとつの個体になるそうですけど、もう一回分裂して出来た8個の細胞は、個体にはなれないそうです。

なぜかというと、「ヒストン修飾」「DNAのメチル化」という事柄が
分化の時間を戻らないようにしているとのことです。
ヒストンとは、核の中にあるDNAを巻き付けておくタンパク質で、
それが、メチル化とアセチル化によりDNAを巻きつけ読み取れないようにすることで、それを「ヒストン修飾」というそうです。
「DNAのメチル化」とは、塩基であるATCGのうちのC(シトシン)にメチル基が、付加され、DNAの機能を失うことだそうです

そうして、分化は後戻りせずに必要な情報だけを読み取り個体を作っていくようです。

山中伸弥教授は、そうして出来た皮膚の細胞を、いわば、初期化してどのような細胞にも
分化可能な多能性幹細胞を作り出そうとされたのですけど、この発想がすごいですね。

しかも、採取が比較的易しいところの細胞をつかったそうです。
そこの所については、図書館で読んだ本なので、確かではないのですが、白人の36歳の女性のどこだっけ?
とにかく採取しやすいところの細胞だったと記憶してます。違ってたらごめんね・・・。

さて、この次は、その、初期化に携わる4つの因子(Oct3/4、Sox2、Klf4、c-Myc という名前の遺伝子※)
について、書いてみたいと思います。
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