今年度に入り気合いを入れてやっていることの一つに刑余者の釈放前に就職決定をしてもらう・・ことがある。
生活困窮者であれ障害者であれ、「仕事」の現場から考えると、職業能力が形成されていないことなどの背景に知的障害を抱えながらも通常の就労に向かわざるを得ない環境であったり、不就労を本人の性格とか人間性に求めたりするような土壌を持つ環境から抜け出せない現代にいて、つまり人間関係、コミュニケーション能力の弱さや社会適応力の弱さが垣間見られる刑余者に対して多くの人たちの彼らに対する理解が進まないような状況の中にいて、なんとか居場所を作らなければならない・・と考える時、どうしても福祉の方向のみならず、一人の人格を持った人としてのそれぞれ適応する仕事に就くための支援を自分たちはやらねばならない。
その一つに法務省、厚生労働省が力を入れて進めている刑余者の就労支援の方策に協力雇用事業主制度がある。
自分たちは競争社会の中で育っていることを知っている。だから邪魔なものは近づけないよう、マイナスとなるようなものは疎外しようとする意識も知っている。
どのような社会を作りたいのか、明るい社会とか住みやすい社会を作るにはどうすればよいのか・・などのことを考えたいと思う。
このような協力雇用事業主を私たちのような支援する担当者が探している。しかし、現実は玄関口に塩を持って追い払う事業主さんも今もっているにはいるが(結構私は追い返された経験がある。)、この制度に理解を示す人はいても実際雇用となると足踏みすることが多い。当地は外的キャリアの呪縛から逃れることができないでいる。給料・地位・会社の名前・学歴・・さらにもしかして家柄などの禁句も大事にする地域もあったりして・・(エドガー・H・シャインの講演を大阪まで追っかけたのはいつだったか忘れたが、内的キャリアについて自分は重要視したいと考えている。)
4月から立て続けに事業所の釈放前面接において不採用の連絡を受けている。失敗ばかりが続く。
今日こそは・・・と刑余者の雇用について理解を示してくれる従業員50人規模の鉄工関係の会社のN社長に来所頂き採用面接をしていただいた。もちろん昨日までにいろいろなやり取りをした後である。
30分の面接後・・・N社長から、ヨシッ、採用しよう・・と。でも・・これからが。。。
今日私がお願いした面接会の出席者に初めてハローワーク担当員が座った。ほか保護観察所観察官と協力雇用事業者機構からお二人に来所頂き立会ってもらい近々仮釈放さる刑余者について意見交換をしてもらうことに・・
キューリが次々と生ってくれる。
早く自分も帰らねば・・今朝は8時過ぎに県中病院に奥さんを見送った。眼科の検査である。昼過ぎまでかかるだろうから、その後母親の入院する病院に立ち寄る予定。私が3時頃帰宅しいつもと同じく遅い昼ご飯を食べ終わり、瞼が重くなったのを機にソファにごろんと横になっていると、アララ妻から電話あり。お母さんところに大阪のおばさんたちが来てるよ~、H子さんも来てるから、早く来てよ~・・だと。アララ私の叔母になる母親の妹がお見舞いにやって来てた。
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