年金受給者の日々へ 悪戦苦闘の記録から

自分のXデーに向かってまっすぐに走る日々
   年金受給前の悪戦苦闘の日々より

ありゃりゃ

2018-09-03 00:00:00 | Weblog
 今日は受刑中の身柄を教室に連行し、社会復帰のためのお喋りをしなければならない。


 先日、前もって係から渡された出席者10人のメモを見ると  なんじゃこりゃ・・・南米、東南アジア、隣国の本籍を持つ者が半数いること、さらに70歳以上の人が6人もいるではないか!!!
 担当から言われている話の内容は就労についてである。この人たちを前にして何をしゃべればエエのか  日本語を理解できるのか?高齢となり仕事の意欲があるのか?  さて、どうしょうか・・と。。頭を抱えた。

 晩ごはん食べながら奥さんに、何喋ればエエかナァ、・・と別に答えを期待しない聞き方をすると、何言ってんのよ…自分のこと喋ればいいだけのことよ・・と云うではないか、そうかそういうことか・・・残された人生、どう生きていくか・・オ~それであれば、お喋りの内容が浮かんでくるかもしれんなぁ・・と、ぼんやり頭で考えた。
 でも、考えたところで、やっぱりいつものパターン・・・しかし、今日はちょっと私が共感的な相手からの聞き方をするのではなく、相手に共感してもらう話し方がエエだろうと。。媚態の様相で日和見的に作ってみた。つまり今日は私の話に対して共感した聞き方をしてもらおうか・・と開き直ったワケ。

 では、手紙の中から、人は困難から立ち上がる強さがある・・ってことを伝えてみようか。ついでに困難に立ち向かった3.11の石巻市の話もあわせてしてみようか。

 人はどんなに追い込まれても立ち上がる勇気を持っていることを伝えたい・・・。


 次に最高齢者76歳の人も一番若い33歳の人も、ありきたりではあるが人生グラフを作ってもらおうか、


 過去を省みて自分の強みや弱みを見つける・・・などと自分たちは教えてもらったが、過去の体験から得られることに自分は固執しない。過去を学習して現在を過ごし未来へと向かうルールには大きな落ち度がある。環境が意識を決定する、その習いになぞらえば時代が変わっていること算式に入れてない。今までの経験から蓄えた正や負の知識や信念、感覚的な指針からこれからの希望をどのように見出し造るのか…に焦点を中てたい。過去の感覚的な、あるいは損得などの“気づき”ではなく、今を生き切るうえで、現在から未来の予想グラフが上向くか下向くかのみが重要。希望の光が見えるか・・どうか。ただしで困難を乗り越える力が吾々には備わっている・・ことに注目したい。右端の方向に注意を払って、34歳以後、76歳の未来が果たしてそれぞれ右肩上がりと視ているか、右肩下がりと思っているのか・・皆さんのグラフを観たい。

 次は「起承転結」の転のでは経済関係のことで


 あと何年生きるのかと問い、初任給の金額の推移や求人倍率、消費財の動きなどのことでと連動させる。

 


 でも70才台の人たちの15才~20才当時のデーターでは苦労してる。就職するのに難儀をしている。社会に入る入り口で苦労はしても、その後の急激な右肩上がりの経済環境に慣れてしまった。裸電球の下の丸いちゃぶ台で家族がそろってご飯を食べていた時は、おかずは1品だけだったかもしれないが、優しい時代の「昔は良かった」つぶやき・・つまり「3丁目の夕陽」の時代感覚が抜けきれないのだろう。

 で、70才台の「終わった人」がもう一度社会に復帰するには、どうしようか・・と続いて





 結論を急ぐ。

 朗読しながら、新しい時代には新しい意識を持ってよ!犯罪などつまらん・・と云うことで。ジャスト90分で終わり。
今日の受刑者の罪名は、窃盗に詐欺罪、覚醒剤に性犯罪の名前があった。