年金受給者の日々へ 悪戦苦闘の記録から

自分のXデーに向かってまっすぐに走る日々
   年金受給前の悪戦苦闘の日々より

共依存

2017-02-01 00:00:00 | Weblog
「こころ塾」では、対象者の個人名を伏せてのケース会議を定期的に開いている。福祉関係の施設ではどこでも実施していること。当方はうつ病の支援につき病院から定期的にK.Drに来ていただいての学習会となる。K・Drはとても面白い先生で私からのくだらない質問にも (例えばセカンドオピニオンをつけても診断名がDrによって微妙に異なるのはなぜか?など)笑いながらも丁寧に答えていただくことが多く、自分の励みにさせていただいている。

 その先生が、最も難しい人間関係として親子関係など家庭内の人間関係を筆頭にあげていられる。

 本日の「こころ塾」にやって来られた相談者は、そのK.Drの診察を受けている患者さん。もちろん私どもは医療行為のできる医師ではない。ないから先生の指示の意見に従っての対応となる。指名を受けた私が対応するっても、実は傾聴スタンスで聴いたり、またアホな話をしたりするくらい。
指示事項が整理されているのでわかりやすい。一時会話通路を遮断しましょうってこと。

 姉と妹の関係・・お話を聴いていると、共依存が浮かんできた。

 境界性人格障害の人のわがままについてお聴きすることは多い。姉のワガママを肯定し妹がサポートすることに日々の充実感を覚えているのではないだろうか・・と疑う。共依存の人にとっては朝に昼に夜にひっきりなしに電話がある姉に対してサポートできるのは「私」だと・・。仲の良い献身的な妹の姉に対する姉妹関係は魅力的にうつる。けれどお互いに疲れ果てる。
 共依存の関係は長続きしない。いつかは些細なトラブルがきっかけになって崩壊するんだろう。崩壊が始まっているように見える 姉76歳、妹68歳。K.Drは投薬治療よりも妹の気付きを求めている。
《共依存から抜け出すためには、まずはサポートしている人が共依存である自覚を持つことが大切です。共依存から抜け出し、不必要に境界性人格障害の人を助けるのをやめ自立を促すことが大切です。
最初は反発にあうかもしれませんが、そこを乗り越えることが重要です。》

 とある。