年金受給者の日々へ 悪戦苦闘の記録から

自分のXデーに向かってまっすぐに走る日々
   年金受給前の悪戦苦闘の日々より

痛いとわめく

2016-04-04 00:00:00 | Weblog
 事故を境に身体的な機能が衰えて仕事から遠ざかっている妻が目下のところ生き甲斐にしているのは、読書と畑作りである。いずれも健常者のその姿に比較すれば満足には出来ないが、その分時間はたっぷりある・・などと笑顔を見せてゆっくりやっておる。読書量が凄い。移動図書館で借り受ける本は毎回ハードカバー本10冊、これを2週間で読み尽くす。そして2週間後に新たに本を10冊借り受ける。カード1枚で10冊まで可能であるがそれでも足りないときには私の図書カード、それでも足りないときは子供のカードを利用して借りるので量が凄い。よって、朝も早く目覚めた時など、私がトイレに起きた時に妻の部屋を開けるとベッド上には電気がついており布団の中で丸まって読んでいる様子、昼間はソファや食卓イスで読み耽り風呂から上がった夜も何やら読んでいる。その間に気分転換にやっているのが野菜作り。

 種から育てている。人参の芽が出たと喜び(左側の畝)雑草を抜き、(右側)ホウレン草も成育が早い・・などとほくそ笑んでおる。

 エンドウも芽が出てこれからツルが出るので、何やら枯草を支柱にしていて、その向こうに植えた男爵やメ―クイーンのジャガイモも種イモを土の中に埋め込んでいた個所の表面の土が割れて芽が出る自然の力に脱帽しつつ、せっせと読書の合間に雑草を採っておる。従って晴耕雨読どころでなく、晴れても降っても時を選ばず晴雨耕晴雨読である。
 そして今日から新たに仕事が増えたのは、
 母親が骨折入院での病院通いである。妻も3年前の交通事故により大腿骨骨折の時に同じように足をけん引していた折、少しでも動くと痛い痛いと、タオル1枚の高さ加減調整で痛みを和らげていた経験があり、痛みを知っているだけにご飯を食べる時にも身体を動かすと痛みが出ることを知っている。よって手術まではご飯を口元に運ぼうと・・・

 やっと雨が上がった午後、少しでも散る前の今年の桜を見ようと

 いつもの弁当をちらちら降ってくる桜の花びらの下で拡げる。
 みんな・・どんなことがあろうとも頑張って平然と生きていくべし。オロオロすることなく毅然と負を受け入れて生きていくべし。盛りを誇る桜は一瞬、瞬時を心から楽しみながらも辛い現実からも目を離さないようにすべし。