年金受給者の日々へ 悪戦苦闘の記録から

自分のXデーに向かってまっすぐに走る日々
   年金受給前の悪戦苦闘の日々より

迷う

2010-03-03 00:00:00 | Weblog
 3月に入って新しい求職者が少しづつ増えてきた。離職票を持って雇用保険受給手続きにやってくる人、就職のための相談する人の群れである。しかしその中で私を指名する人が少なからずおり、うれしさ半分辛さ半分状態である。私を指名したいと言ってくる人は、私が初対面の際に相談者の話を聞き終えるや、即自分がまだわかっていないのではないか、何をしたいのかまだ分かっていないのではないか・・・などと失礼にも大上段から切るように話すので、いきなりカウンセリングモードになってしまう。ハローワークの職業相談は職業紹介であってカウンセリングの場ではない。国の予算を中小企業に円滑に回るように予算執行する機関である、と自分は理解している。就職のための心の中まで相談するに耐えられるような職員の配置をしていない、かろうじて週1回予約相談を取り臨床心理士が外部から出張って1室を暖めている。隔離された部屋での相談であるが、ほとんどの道に迷った求職者、特に中高年の何をどう考えればよいかの相談をしたい求職者は、密室での傾聴スタイルよりも広い相談ブースで情報提供型の相談を求めているように思う。就職するための活動は与えられた密室からではなく、自分の部屋で自分と自分と対話した後に私どものような相談員を尋ねてくればよいのではないか…