年金受給者の日々へ 悪戦苦闘の記録から

自分のXデーに向かってまっすぐに走る日々
   年金受給前の悪戦苦闘の日々より

夕学50講

2006-01-25 10:00:00 | Weblog


2006/1/25 (Wed) 夕学50講

 新田次郎と藤原ていを両親に持つお茶の水女子大数学教授,藤原正彦さんのお話を聞く。お題は「知識・論理・情緒」について。数学者の立場から大事なこと、内容は①知識を豊富に持つこと(受動的な知識ではなく知的好奇心に満ちた能動的な知識であること)②極度の集中力・精神的集中の持続が必要である③鋭敏な感受性(アンテナ)があってこそインスピレーションがひらめく 等のお話し。これらの三つがあって解けそうにもない難しい問題に立ち向かうことが出来るという話しである。また教育者の観点から親や教師に必要なものとして(イ)子供を中心にしない教育、子供は獣と同じだから教育が要る。子供にはガマンする力を育てなければならない。我慢する力が数学力を上げていくしまた読書量を増やすことが出来る原動力である。(ロ)親の価値観を子供に押し付けることが重要。その時は細かいことまでガンガン注意をする。反面、本質的なことをガンガン誉めることが大切。独特な講義であり120分間の衛星通信によるお話しは結構楽しい夕べであった。特にニッポンは世界に類をみないレベルで文学・芸術など文化が進んでいたにもかかわらず昨今はそれらをないがしろにしているなどと指摘されて日本人の品位品格が低俗化していることに警鐘を鳴らされていた。少しは気分転換になったかと思う。