2006/1/9 (Mon) 雪の中
天気予報では午前中晴れ午後曇りの予測通り午前中はスッコ~ンのすかっ晴れ。こんな上天気であれば朝早く出発して石鎚方面に行けばよかったと悔やむ。だがいつもの癖で朝は早く起きたもののずるずると過ごしていると8時になってしまった。行き先は目の前、前庭のような皿ヶ嶺。昨日打ち合わせたSさんから早く来いと電話が入る。あっちゃ~まだ何にも準備をしていないではないか。30分後に家を出ますと返事をしておいてあたふたと用意をする。まず湯を沸かし1本のテルモスにグヮバ茶もう1つのにコーヒーを入れる。昨夜3番目の子供が持ち帰ったコンビニ弁当と羽毛服を先日ネットで購入したドイツ製deuterザックにパッパと放り込んで厚手の靴下を履き防水ズボンを履いてスパッツ・アイゼン・登山靴・スティックを手に持ちSさん宅に行ったのがジャスト8時半。車で登山口まで行くもそれ以上はチェーンなし普通のタイヤにつき道路上雪が凍っていて車動かず。登山道をゆっくりアイゼンの歯を効かしながら歩くことにする。今年の雪は四国の山にもかつてないほど降り積もっている。たくさんの中高年の登山者にあった。山道の樹木には霧氷がきらきら太陽に照らされ輝いている。久しぶりにあがると龍神平の龍神社の祠が新しくなっている。その脇の登山者でいっぱいの愛大小屋で弁当を食べそそくさと下山することにした。上がるのは稜線沿いだったから3時間半かかったけれど降りたのは人が通っていない急峻な谷、中央ルンゼを雪に埋もれながら転げ落ちるように降りた。時間にして2時間のスピード。しかし若い人はなぜ山に登らないのだろうか、新雪にウサギや他の動物の足跡に思いを寄せたりこの時期何も餌がない木々の上のたくさんの小鳥がピーピーさえずる歌を聴いたり木の上から突然雪が落ちる音を聞くことで自分の感性が何かしら豊かになるような気がするのに・・・と思う。