暘州通信

日本の山車

玉依姫 様 (五五六)

2013年08月31日 | 日本の山車
玉依姫 様 (五五六)
 これは仮説です。
 【ソグド人】は、日本にも来訪していたのでは? と推察されます。西域の、【玻璃碗】は、【正倉院御物】に見られるほか、大阪府の河内、宗像大社・沖ノ島からも出土しており、祆教(けんきょう、摩尼教・ゾロアスター)は、日本に入って、真言や、修験の護摩となったのではないかとの仮説には共感を覚えます。大阪市西成区の【臺額】、愛媛県から京都府、福井県に及ぶ【柱松神事】、富山県魚津市の【たてもん】、京都市をはじめとする、京都府八木町,大阪府池田市、岡山県笠岡市の【送り火】などは佛教と結びついているようです。
 ソグドの遺蹟から発掘された、貴人を飾るリボン状の【デイアデム】は、先に触れました【領巾・ひれ】の源流ともいえるのではないでしょうか。これらはソグド人が伝えた西域文化といえると思います。

玉依姫 様 (五五五)

2013年08月31日 | 日本の山車
玉依姫 様 (五五五)
 これは仮説です。
 番組の中で冒頭標題の場面で。駱駝に乗り、先のとがった帽子をかぶった、髯もじゃの人物が流れていましたが、これが【ソグド人】で、このほかにも【牽駝胡人俑(けんだこじんよう)】とよばれ、【北京歴史博物館】に保存されているようですね。【ソグド人】は、絲稠の道・シルクロードの東西を結ぶ交易を担った民族で、【特集・シルクロード】、第二部・第十一集では、【消えた隊商の民】としてタジク共和国を訪ね、取材されていましたが、すでにタジク文字は消滅し、タジク語を話す人もごくわずかのようです。さらに、栄華を極めた対象の民は八世紀ごろにアラブによって滅ぼされ、いまはごく少数の民族が残されているようですね。
 

玉依姫 様 (五五四)

2013年08月31日 | 日本の山車
玉依姫 様 (五五四)
 >ソグドの原意はイラン語で「光明清浄」という意味であるそうです。藤原氏出身の皇后であるアスカベヒメ(光明子)を思い浮かべるのは私だけでしょうか……
 >ソグト語は現在のソ連領中央アジアのサマルカンド~ボーハラを含む一帯の中央アジア地域で話され、時代的には中国の五胡十六国時代に起源をもつ古い言葉であるそうです。当時の商業民族であるソグト人は有名で、発祥地のサマルカンドあたりから現ウイグル自治区のロブ・ノールを経て甘粛省の涼州付近まで商業路を開拓していたが、彼らの信仰は以前はマニ教であったが、後、イスラームに改宗したようであるとのことです。彼らが活動した時代ソグト語は国際語のような役割をしていて、例えばインド発祥の仏典は本来ボン語で記されていたが、仏典の中には一度ソグト語に翻訳してから改めて漢語に翻訳されたものも少なくないとのことです。
 これは仮説です。
 【ソグド】にゆいて、玉依姫さんの二つのご意見につきまして、いささかの私見があります。
 大分前になりましたが、NHKが放映した【特集・シルクロード】は、大きな反響を呼びました。