◆27918 古代祭祀の伝承
近年はきわめて数が少なくなった「藁屋根の民家建築」。しかしそれも鋼板葺きの家屋が多くなって古い形態が次第に見られなくなってきた。
でも地方には古い形態を継承する家屋があって、このような家屋を見ると懐かしさで、つい嬉しくなってしまい、車を止めて見入ってしまう。
このような古い形態を継承している家屋をよく見ると、藁屋根の棟上の両端から数箇所に木を交錯させ組み合わせ、さらに細い横木を渡している。この横に架ける木を「架木(ほこぎ)」と呼んでいる。
ここからは筆者の推論なのだが、この組み合わせた木は「千木(ちぎ)」、そのうえに架けた「架木」は鉾木(ほこぎ)ではないだろうかと考える。
「ほこぎ」の用途は鳥の羽を休める場所、止まり木である。古代の思想は、この世を去ったひとびとは、鳥や蝶に姿を変え「去来」した。祖先は子孫をたずね、屋根の「ほこぎ」にとまると考えたのであった。
神社建築の「千木(ちぎ)」、「鰹木(かつおぎ)」は古民家に見られる建築様式と同じ思想に基づくもので、千木は「ほこき」の受架木。鰹木は「架木・鉾木」とおなじである。
鰹木は、鰹木は「堅緒木」、「勝男木」、「葛尾木」、「堅魚木」などと書かれ、もと「一神一鰹木」であり、一社に相殿、左右殿、末社、境内社、摂社などが多くあればその数だけ棟の上に鰹木がならぶ。
千木の上を横に截る、縦に截る。鰹木を内削、外削、また数の偶数、奇数などで、男神女神をあらわすというかんがえがあるが、後世の考え方でありかならずしも一定していない。
社寺建築の鬼板から出ている部分を鳥衾(とぶすま・とりふすま)というが、これもほこぎとおなじである。
藁屋根の古民家建築は、遠く弥生時代に出雲系氏族のひとびとが住んだ古代生活が生きつづけており、このような民家で生活することは他面で出雲系氏族であることを標榜し、またながくその庇護をうけていたであろう。それが現在に伝えられていると考える。貴重な民族文化財ではなかろうか。
□外部リンク
「日本の山車」を執筆している一人閑(ひとりしずか)と申します。早速ですが、貴方のブログ記事を「外部リンク」として紹介させていただきましたのでお知らせします。もしご迷惑でしたらお申し出ください。削除いたします。
◇日本の山車 ブログ
http://blogs.yahoo.co.jp/ypjcd447/
◇日本の山車 ホームページ
http://hiyou.easy-magic.com/
◇日本の古代史が白日のもとに < ι1 > ・任那(みまな・にんな)の実在
2009/8/31(月) 午後 11:26
... 7216856.html ☆ 転載 ウィキペディア百科事典によれば「千木(ちぎ)・鰹木(かつおぎ)は、今日では神社建築にのみ見られる、建造物の屋根に設けられた部材である。」と書かれている。 ... これと全く同じものが、家屋文鏡の中にもはっきりと写しとられている。 ...
http://blogs.yahoo.co.jp/kairouwait08/21333405.html
◇第112回:「弥生人の仲間」神社建築はどこから来たのか
2009/5/13(水) 午前 8:15
... 今なお伝統を承けついでいるが、 神社建築で目立つ特徴は棟先につけられた千木(ちぎ)である。 それは古く家屋文鏡の絵にも描かれているが、 実は千木はわが国の専売で ... 「神明造」 「千木・鰹木」 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%B0%B9% ...
http://blogs.yahoo.co.jp/matmkanehara/49637384.html
◇千木
2008/9/27(土) 午後 7:18
... 千木 ウィキペディア百科事典によれば「千木(ちぎ)・鰹木(かつおぎ)は、今日では神社建築にのみ見られる、建造物の屋根に設けられた部材である。」と書かれている。 ※出典:Wikipedia:千木・鰹木 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8 ...
http://blogs.yahoo.co.jp/yoshimizushrine/50474125.html
◇『千木(ちぎ)』と『鰹木(かつおぎ)』って何?
2007/11/14(水) 午後 9:45
... 「男神」は奇数本の鰹木が多い。 ≪千木・鰹木≫ 千木(ちぎ)・鰹木(かつおぎ)は、今日では神社建築にのみ見られる、建造物の屋根に設けられた部材である。 千木は屋根の両端で交叉させた木であり、鰹木は屋根の上に棟に直角になるように ...
http://blogs.yahoo.co.jp/matmkanehara/28044074.html
◇千木
2007/1/31(水) 午後 4:56
ウィキペディア百科事典によれば「千木(ちぎ)・鰹木(かつおぎ)は、今日では神社建築にのみ見られる、建造物の屋根に設けられた部材である。」と書かれている。 ※出典:Wikipedia:千木・鰹木 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%83%E6%9 ...
http://blogs.yahoo.co.jp/matmkanehara/28044074.html
◇千木(ちぎ)と鰹木(かつおぎ)
2006/11/1(水) 午後 8:18
... いるか撮影してきました(^^ゞ あれっ(・_・?) ウチは「千木と鰹木」がない神社建築なのかね…(・_・?) なんでだろ…(・_・?) これがない神社の方が珍しいのかな… 浅舞八幡神社の建築に関する記録がないのでさっぱり分からない…(^^;) ネット ...
http://blogs.yahoo.co.jp/fgnpd582/41696880.html
近年はきわめて数が少なくなった「藁屋根の民家建築」。しかしそれも鋼板葺きの家屋が多くなって古い形態が次第に見られなくなってきた。
でも地方には古い形態を継承する家屋があって、このような家屋を見ると懐かしさで、つい嬉しくなってしまい、車を止めて見入ってしまう。
このような古い形態を継承している家屋をよく見ると、藁屋根の棟上の両端から数箇所に木を交錯させ組み合わせ、さらに細い横木を渡している。この横に架ける木を「架木(ほこぎ)」と呼んでいる。
ここからは筆者の推論なのだが、この組み合わせた木は「千木(ちぎ)」、そのうえに架けた「架木」は鉾木(ほこぎ)ではないだろうかと考える。
「ほこぎ」の用途は鳥の羽を休める場所、止まり木である。古代の思想は、この世を去ったひとびとは、鳥や蝶に姿を変え「去来」した。祖先は子孫をたずね、屋根の「ほこぎ」にとまると考えたのであった。
神社建築の「千木(ちぎ)」、「鰹木(かつおぎ)」は古民家に見られる建築様式と同じ思想に基づくもので、千木は「ほこき」の受架木。鰹木は「架木・鉾木」とおなじである。
鰹木は、鰹木は「堅緒木」、「勝男木」、「葛尾木」、「堅魚木」などと書かれ、もと「一神一鰹木」であり、一社に相殿、左右殿、末社、境内社、摂社などが多くあればその数だけ棟の上に鰹木がならぶ。
千木の上を横に截る、縦に截る。鰹木を内削、外削、また数の偶数、奇数などで、男神女神をあらわすというかんがえがあるが、後世の考え方でありかならずしも一定していない。
社寺建築の鬼板から出ている部分を鳥衾(とぶすま・とりふすま)というが、これもほこぎとおなじである。
藁屋根の古民家建築は、遠く弥生時代に出雲系氏族のひとびとが住んだ古代生活が生きつづけており、このような民家で生活することは他面で出雲系氏族であることを標榜し、またながくその庇護をうけていたであろう。それが現在に伝えられていると考える。貴重な民族文化財ではなかろうか。
□外部リンク
「日本の山車」を執筆している一人閑(ひとりしずか)と申します。早速ですが、貴方のブログ記事を「外部リンク」として紹介させていただきましたのでお知らせします。もしご迷惑でしたらお申し出ください。削除いたします。
◇日本の山車 ブログ
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◇日本の古代史が白日のもとに < ι1 > ・任那(みまな・にんな)の実在
2009/8/31(月) 午後 11:26
... 7216856.html ☆ 転載 ウィキペディア百科事典によれば「千木(ちぎ)・鰹木(かつおぎ)は、今日では神社建築にのみ見られる、建造物の屋根に設けられた部材である。」と書かれている。 ... これと全く同じものが、家屋文鏡の中にもはっきりと写しとられている。 ...
http://blogs.yahoo.co.jp/kairouwait08/21333405.html
◇第112回:「弥生人の仲間」神社建築はどこから来たのか
2009/5/13(水) 午前 8:15
... 今なお伝統を承けついでいるが、 神社建築で目立つ特徴は棟先につけられた千木(ちぎ)である。 それは古く家屋文鏡の絵にも描かれているが、 実は千木はわが国の専売で ... 「神明造」 「千木・鰹木」 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%B0%B9% ...
http://blogs.yahoo.co.jp/matmkanehara/49637384.html
◇千木
2008/9/27(土) 午後 7:18
... 千木 ウィキペディア百科事典によれば「千木(ちぎ)・鰹木(かつおぎ)は、今日では神社建築にのみ見られる、建造物の屋根に設けられた部材である。」と書かれている。 ※出典:Wikipedia:千木・鰹木 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8 ...
http://blogs.yahoo.co.jp/yoshimizushrine/50474125.html
◇『千木(ちぎ)』と『鰹木(かつおぎ)』って何?
2007/11/14(水) 午後 9:45
... 「男神」は奇数本の鰹木が多い。 ≪千木・鰹木≫ 千木(ちぎ)・鰹木(かつおぎ)は、今日では神社建築にのみ見られる、建造物の屋根に設けられた部材である。 千木は屋根の両端で交叉させた木であり、鰹木は屋根の上に棟に直角になるように ...
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◇千木
2007/1/31(水) 午後 4:56
ウィキペディア百科事典によれば「千木(ちぎ)・鰹木(かつおぎ)は、今日では神社建築にのみ見られる、建造物の屋根に設けられた部材である。」と書かれている。 ※出典:Wikipedia:千木・鰹木 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%83%E6%9 ...
http://blogs.yahoo.co.jp/matmkanehara/28044074.html
◇千木(ちぎ)と鰹木(かつおぎ)
2006/11/1(水) 午後 8:18
... いるか撮影してきました(^^ゞ あれっ(・_・?) ウチは「千木と鰹木」がない神社建築なのかね…(・_・?) なんでだろ…(・_・?) これがない神社の方が珍しいのかな… 浅舞八幡神社の建築に関する記録がないのでさっぱり分からない…(^^;) ネット ...
http://blogs.yahoo.co.jp/fgnpd582/41696880.html